車を綺麗に持続させるためのカーコーティング。せっかくの愛車を長く綺麗な状態に保ちたいですよね?
そんな中、多くの方が検討するのがコーティングです。しかし、多くのオーナー様が車のコーティングってどれくらい効果が持つの?または、車のコーティングで得られる効果を知りたい!
と思っています。
今回の記事では車のコーティングで得られる6つの効果とコーティングの効果を長く持続させるための2つの方法をカーコーティング専門店のIICが徹底解説させていただきます。
車のコーティング選びや施工後のメンテナンスなどの参考にして頂ければ幸いです。
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車のコーティングってどれがいいの?プロが種類やメリット、お手入れ、選び方を徹底解説
車のコーティングは沢山の効果を得ることが可能となります。しかし、今回は効果の中でも最も役に立つ効果を4項目でお伝えさせていただきます。
6項目の効果
① 硬い被膜が細かい傷が付着させづらくする
② 紫外線による劣化
(塗装の剥離や色あせ)を防ぐ
③ セルフクリーニング効果が得られる
④ 洗車が楽になり手間がかからない
⑤ 塗装面に付着した小傷が消える
⑥ 塗装面の輝き(光沢)が増す
上記が車のコーティングで得られる6つの効果となります。
1項目ごとに詳しく見ていきましょう!
硬い被膜が細かい傷を
付着させづらくする
車を所有している方でも以外と知られていないのですが、塗装面には上記画像のように細かい擦り傷が付着します。その理由は塗装面の硬さは鉛筆硬度でお伝えすると2Hと言われております。そして、人間の爪の硬さも約2Hと言われるため塗装面に細かい傷が付着してしまいます。カーコーティングの種類でガラスコーティングと言われる製品は被膜の硬さが4~9Hのコーティング被膜を形成するため塗装面に傷が入りづらくなります。
鉛筆硬度での各項目の硬度 | |
爪の硬さ | 鉛筆硬度2H |
国産車の塗装の硬さ | 鉛筆硬度2H |
輸入車の塗装の硬さ | 鉛筆硬度4H |
ガラスコーティングの硬さ | 鉛筆硬度4~9H |
上記の動画はライターで塗装面に傷をつけた際の傷が入りづらさを検証した動画となります。
塗装表面に強固な被膜を形成することで傷がつきづらくなる効果も得られるのです。
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車に付着する細かい傷の3つの予防策はこちらの記事をご覧ください。
紫外線による塗装の
色あせや剥離を防止する
塗装表面は紫外線に弱いためコーティングをしておくことで塗装面の劣化を防ぐことが可能となります。
下記の画像は日焼けした塗装面で本来の光沢が失われ塗装面が色あせているのがお分かりかと思います。
コーティングを行うことで上記のような劣化を防ぐことが可能となります。
また、下記の画像のように劣化が進行してしまうと塗装面のクリア塗装が剥離してしまいます。塗装が剥離してしまうと板金塗装をしなければならなくなるため修理代金も高額となってしまいます。
塗装が剥がれた際の修理費用
塗装が剥離した際の修理費用(プリウスの場合) | |
ボンネット | 8~10万 |
天井 | 10~15万 |
全体 | 30~80万 |
このような色あせや剥離を避けるためにコーティングを行うようにしましょう!
セルフクリーニング効果が得られる
上記のイラストはコーティングをしていない塗装面は汚れ(花粉、黄砂、排気ガス汚れ、酸性雨)が塗装面に侵食してしまいます。しかし、下記のイラストのようにコーティングをしておくことで汚れの侵食を防ぐことが可能となります。
また、水洗い洗車やまとまった雨が降ることによって汚れが流れ落ちやすくなるためセルフクリーニング効果に優れたコーティングとなります。
洗車が楽になり手間がかからない
車にコーティングをしておくことで得られる4つ目の効果は普段のお手入れが格段に楽になります。
例を挙げるとするならば、コーティング(セラミック加工)されたフライパンは食材がこびりつきづらくなり手入れが非常に楽になります。
しかし、コーティングしていないフライパンは食材が焦げてこびりつきやすくなります。それと同じようにカーコーティングにおいても汚れのこびりつきがしづらくなり洗車などの手入れが楽になります。
コーティング未加工と加工済みのフライパンの違い動画でご覧下さい。
※リビングアンドヘルス 株式会社 様作成動画
上記動画のようにお手入れが非常になるになるのもコーティングで得られる効果です。
塗装面に付着した小傷が消える
従来のコーティングでは塗装面に小傷が付着しづらいように硬いコーティングを施工することが支流でした。しかし、近年技術革新が進み、最近ではコーティング被膜に付着した微細な小傷が消えるという驚異的なカーコーティングが存在します。
まずは驚きの効果を動画でご覧下さい。
上記のコーティングはファインラボという今までの常識を覆したカーコーティングとなります。
塗装面に付着した微細な小傷を約70%~80%を復元するコーティングとなります。
キズが復元する効果も得られる商品も存在するのです。
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ガラスコーティングで傷が消える効果がある修復型コーティングとは
塗装面の輝き(光沢)が増す
カーコーティングの最大の効果は輝きを増すことが出来る点です。自分の愛車が輝いていると嬉しいですよね!
ドライブをした際にも汚い車より綺麗に輝いている車の方が絶対に嬉しいはずです。
車のコーティングは分厚い膜で塗装面を覆う事により輝き(光沢)が増します。
上記の画像はコーティング施工後の塗装面の輝きとなります。光が反射され写真で見ても輝きが向上しているのがお分かりかと思います。
新車の状態でもコーティングすることによって深みが増し塗装面を美しく仕上げることがコーティングで得られる効果となります。
コーティングの種類によって
効果は異なる
ここまではコーティングで得られる効果について説明をしてきましたが、実はコーティングの種類で得られる効果は全く異なります。
どのコーティングを施工するかによっても持続性や効果、費用が異なりますのでコーティングを施工する際には必ず、自分が求める効果を明確にしてコーティングの種類を決めるようにしましょう
コーティング種類別の効果一覧
効果 | ポリマーコーティング | ガラスコーティング | セラミックコーティング |
耐久性 | 2~4か月 | 2~3年 | 5年 |
光沢 | ポリマー樹脂で輝きが得られるが熱による劣化が激しく施工後2週間で光沢が半減する | 輝きに優れ、透き通るような光沢が得られるが酸に弱いため年数が経過するごとに光沢が失われる | セラミックは酸による劣化が防止できるため、 5年に渡り光沢が持続する |
硬度 | 鉛筆硬度1H | 鉛筆硬度4H | 鉛筆硬度9H |
防汚性 | 花粉や排気ガスなどの有機汚れが付着しやすい | 花粉や排気ガスの汚れが付着しづらく固着しにくいが、 酸性雨や鉄粉などの汚れに弱い | 花粉、排気ガス、酸性雨、鉄粉すべての項目において 圧倒的に汚れづらい |
価格 | 2~3万 | 5~10万 | 10~20万 |
コーティングの効果を最大限高めるため
車のコーティングの効果を最大限高めるならコーティング専門店に依頼するようにしましょう!コーティング専門店とはコーティングを主にした施工店です。専門店を進める理由は性能が高い製品を扱っている点と施工における技術力が高いという点です。
コーティング施工は種類によっては施工が難しい商品もあります。量販店やカーディーラーでは簡単に出来るコーティングしか取り扱っていないため、効果が低かったり、持続性が専門店コーティングに比べ衰えてしまうのです。
ディーラーと専門店
コーティングの効果の違い
それでは、カーディーラーと専門店コーティングの違いを一覧で見てみましょう!
ディーラー | コーティング専門店 | |
施工時間 | 2~3時間 | 1泊2日~2泊3日 |
耐久性 | 1~2年 | 3~5年 |
被膜硬度(鉛筆硬度) | 2~3H | 4~9H |
コーティングの種類 | ポリマーコーティング | ガラスコーティング or セラミックコーティング |
輝き | 熱でコーティングが劣化するため輝きが失われる | 熱による劣化を防止するため輝きが持続する |
汚れづらさ | 有機系コーティング剤のため排気ガス、花粉、黄砂などの汚れが付着しやすい | 無機系コーティング剤のため有機系の汚れ(排気ガス、花粉など)が付着しづらい |
水シミのつきやすさ | 水シミが付着しやすく、一度付着する自分で簡単に取ることが困難 | 水シミが付着しにくく、付着してもメンテナンス用品を使用して自分で簡単に落とせる |
肌ざわり | 普通 | 滑々 |
水弾き | 撥水系 | 撥水系or親水系or滑水系 |
価格 | 10万前後 | 10~15万 |
カーディーラーでは基本的にポリマーコーティングなどを取り扱っているため、持続性が極めて低く、一方専門店コーティングはガラスコーティングやセラミックコーティングなどの特殊コーティング剤を取り扱っているため性能に圧倒的な差が生じます。
また、施工環境(設備)によっても効果が異なるため詳しく解説していきます。
ディーラーと専門店は
設備に違いがある
上記画像(カービューティーアイアイシーの遠赤ブース)
コーティング専門店は上記のようにコーティング施工後の遠赤ブースを設けています。遠赤ブースとは、コーティング施工後の乾燥を遠赤外線にて強制乾燥させるために行います。
ガラスコーティングの施工後、コーティング被膜が完全硬化するまでに約1か月の時間を要します。
コーティングが完全に乾いていない状態で汚れや水気に触れると硬化不良を起こしコーティングの持続性や効果を低下させることにもつながります。
遠赤外線乾燥で得られる効果
・光沢が自然乾燥より向上する
・硬度が自然乾燥に比べ10%向上する
・持続性が自然乾燥に比べ高くなる
コーティングの効果を最大限向上させるなら専門店コーティングを依頼するようにしましょう!
コーティングを実際に専門店へ依頼するなら、私がお伝えする優良コーティングプロショップ9選の記事をご覧下さい。
参考になる記事はこちら↓
ディーラーコーティングの実態と専門店コーティングの差は歴然
車のコーティングの効果を
持続させる2つの方法
いざ、車のコーティングを施工したのなら、コーティング施工後に2つの事に気を付けてお手入れをしましょう!
その2つのお手入れとは下記の通りとなります。
① 適度な洗車
② コーティングメンテナンスの実施
理由は、コーティング施工後はコーティング被膜の上に汚れが付着してしまいます。汚れとは花粉や黄砂、酸性雨、排気ガスなどの油膜汚れです。これらの汚れがコーティング被膜に付着したまま放置しているとコーティング被膜にダメージを与えてしまいます。
そのため、ダメージを与える前に適度に洗車をすることが求められるのです。それでは、適度な洗車とはどれくらいのペースなのでしょうか?
詳しくは最適な洗車頻度の図をご覧下さい。
①適度な洗車
上記イラストのように車のボディカラーや駐車環境によってコーティング被膜の傷み方は異なります。
その為、上記のボディカラーと駐車環境に応じて洗車をすることで、コーティング被膜にダメージが伝わりづらくなるため効果を持続させることが出来るのです。
参考になる記事はコチラ↓
ガラスコーティング施工後の洗車頻度
②コーティングメンテナンスの実施
続いて2つ目はコーティング施工のメンテナンスについてです。
どんなに良いコーティングを施工しても年数が経過する中でコーティング被膜に汚れが蓄積し傷んでいきます。洗車では取れない汚れも付着するケースもあるため、メンテナンス剤を使用して表面の汚れを取り除くことが重要となります。
汚れを長期間放置しているとコーティング被膜に侵食してしまうため、上記イラストの様に適度にメンテナンスを行うことが重要となります。
自分で出来るメンテナンス剤を使用することでコーティングの効果を長期間持続させることが可能となるのです。
まとめ
今回の記事では、車のコーティングの効果についてご説明をさせて頂きました。
車コーティングの効果とは主に6つとなります。
① 硬い被膜が細かい傷が付着させづらくする
② 紫外線による劣化
(塗装の剥離や色あせ)を防ぐ
③ セルフクリーニング効果が得られる
④ 洗車が楽になり手間がかからない
⑤ 塗装面に付着した小傷が消える
⑥ 塗装面の輝き(光沢)が増す
しかし、選ぶコーティングの種類によって得られる効果は異なりますので自分の車に適したコーティングを選ぶことが重要となります。
また、実際にコーティングを施工するのなら、コーティング専門店へ依頼することがコーティングの効果を高めるポイントとなります。決して安い買い物ではないのでしっかりとコーティングを選ぶようにしましょう。
また、コーティング施工後は2つのお手入れ『適度な洗車と適度なコーティングメンテナンス』をお伝えさせていただきました。
手入れを怠らずに行うことでコーティングの効果をより長く持続させることが可能となります。
この記事を読んだ方がコーティングの効果を最大限持続させ豊かなカーライフをお過ごし出来る事を願っております。
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