車のガラスコーティングをした後の洗車頻度ってどれくらい?
そんな疑問をお持ちではないでしょうか?
ガラスコーティング施工後は洗車が不要になる!ガラスコーティングの効果で汚れない!
と勘違いされている方もいます。
ガラスコーティング施工した車の洗車を怠るとコーティング被膜を劣化させてしまい持続性が低下したり、
汚れが固着してしまい洗車では取れなくなってしまいます。
この記事ではガラスコーティング専門店に努める私がガラスコーティングした車の最適な洗車頻度をお伝えさせていただきます。
最適な洗車頻度でお手入れをすることで、ガラスコーティングの寿命(持続性)が向上し常に愛車が輝きます。
最後まで読んで頂ければ幸いです。
目次
ガラスコーティングした車の洗車頻度とは?
ガラスコーティングを施工した後はマメに洗車して下さいね!
と言われたことはないでしょうか?
マメにと言われてもどのタイミングで行えばよいのか基準がないので分かりづらいですよね?
実はガラスコーティングをした後の洗車頻度は駐車環境によって最適な洗車頻度は異なります。
その理由は下記の画像をご覧下さい。
上記の画像のように、屋内駐車の車に比べ、青空駐車の車は雨や埃などの汚れが付着しやすいですよね。
車体に汚れが付着したまま長期間放置すると、汚れ(鉄粉や雨シミ)が固着して洗車では取れなくなってしまいます。
また、ボディカラーでも洗車の頻度は異なります。
ここからは、もっと詳しく見ていきましょう!
参考になる記事: 車を綺麗に保つための3つの洗車方法と7つの注意点をプロが解説
濃色車にガラスコーティングをした車の洗車頻度
濃色車(黒、赤、青、紺など)の塗装面は太陽光の熱を吸収しやすいため、夏場の炎天下では塗装面の温度が80℃近くになります。
80℃ということは目玉焼きが焼ける温度です。
フライパンが80℃の温度で目玉焼きを長時間放置していたら、焦げてフライパンにこびりつくのと同じで、塗装面に酸性雨や泥、埃、花粉、黄砂などの汚れが付着した状態で放置していると塗装面に汚れやシミが固着し洗車では取れなくなってしまうのです。
塗装面に汚れが固着した画像
上記のように屋外駐車のボディは熱によるシミが付着して洗車では取れない汚れとなってしまいます。
そのため、濃色車のボディでも駐車環境で洗車頻度は異なりますので詳しく見ていきましょう!
青空駐車の場合
濃色車で青空駐車の場合の最適な洗車頻度は最低でも1週間に一度は洗車するようにしましょう!
何故ならば、青空駐車の場合は直射日光を浴び、塗装面の温度が高温になりやすくなります。
また、雨が降れば塗装面に酸性雨が付着したり、花粉や黄砂、排気ガスなどの有害物質が塗装面に付着し、熱によってこびりついてしまうのです。
そんな時間ないよ!と思うかも知れませんが、出来るだけ1週間に一度は洗車するようにしましょう!
理想は1週間とはいわず、雨が降ったら出来るだけ早い段階で洗車することでシミの付着を防ぎ、コーティング施工後5年経過しても施工直後のような輝きを維持します。
屋内駐車の場合
屋内駐車の場合の最適な洗車頻度は月2回ということを画像でお伝えしました。
しかし、雨に濡れなければ洗う必要はありません。
ガラスコーティングは塗装面に付着する排気ガスや花粉、黄砂などの有害物質から強固に守ります。
ですが、雨に触れることにより汚れが雨(酸)に反応して塗装面にダメージを与えます!
雨に濡れなければコーティング被膜は劣化しないため、洗う必要はありません。
淡色車にガラスコーティングをした車の洗車頻度
淡色車の塗装面は濃色車に比べ塗装面の温度が低温となります。
夏場の炎天下でも塗装面の温度は40℃前後にしかならないため、太陽光による汚れの焼き付きがしづらくなります。
そのため、淡色車にガラスコーティングをした車の洗車頻度は月2回~1回となります。
濃色車と同じように車の駐車環境によっても洗車頻度は異なりますので詳しく見ていきましょう!
青空駐車の場合
青空駐車場合は月2回は洗車して上げるようにしましょう!
ガラスコーティング施工後に花粉や黄砂、排気ガスなどの有害物質に酸性雨が付着することでコーティング被膜を酸化させてしまい、コーティング被膜にダメージを与えます。
洗車を2週間以上怠ると、コーティングの水弾きや防汚性効果が低下し、寿命が短くなってしまうので注意が必要です。
屋内駐車の場合
屋内駐車の場合は雨に濡れなければ洗う必要はありません。
とは言え、雨に全く濡れないということはありません。
最初に雨に濡れた日から1か月以内に洗うようにしましょう!
雨に濡れてから1か月間放置しても直射日光を浴びないためコーティング被膜の劣化が極めて少ないのです。
ここまでが、ガラスコーティングした車の洗車頻度でした。
あくまで目安になるので、汚れたら定期的に洗うようにしましょう!
続いては、駐車環境や洗車環境に関わらず、花粉の時期にはこれからお伝えする洗車頻度を守りましょう!
花粉の時期の洗車頻度
花粉はの粒子はアルカリ性分が強いため、塗装面に侵食しやすくなります。
花粉の粒子が塗装面に付着している時にはコーティング被膜に影響を与えませんが、水分(雨)に触れることにより、花粉の粒子が破壊されペクチンと言われる物質を出します。
このペクチンが塗装面に侵食してしまい、斑点状のシミを付着させてしまいます。
上記画像は花粉によりシミが付着した塗装面となります。
この花粉は磨いても取れないシミになってしまうので注意が必要です。
花粉が最も舞う季節は2月~4月となりますのでこの2か月間は、雨に濡れたらすぐに洗うようにしましょう!
ガラスコーティングした車って洗車機を使ってもよい?
ガラスコーティングした車を洗車機に入れてもいい?
というような相談を受けますが、洗車機に入れてもコーティングが剥がれることはありませんので問題ありません。
ガラスコーティングは硬い被膜を塗装面の上に形成させるため、物理的に研磨剤(コンパウンド)で磨かない限り剥がれることはありません。
また、下記の図のように洗車機と手洗い洗車でのシミが付着する差が大きく異なるため、マメに洗うことが望ましいのです。
洗車機と手洗い洗車(青空駐車で濃色車)のボディの状態
洗車機で月4回の洗車よる洗車 | 手洗い洗車を月1回 | |
シミの付着具合 | ほとんどない | 雨シミ(斑点状のシミ)が無数に付着している |
スクラッチ傷の付着具合 | 無数の小傷が目立つ | ほとんど目立たない |
上記図のように洗車機でマメに洗車した車はシミがほとんど付着しません。
しかし、スクラッチ傷は多く付着してしまいます。
シミが付着すると塗装面の光沢を低下させるため、小傷が付着するよりも目立ちます。
洗車機でスクラッチ傷が付着した画像
そのため、洗わないよりはマメに洗車機に入れるようにしましょう!
上記の画像のように細かい傷が気になる方はマメに手洗いで洗いましょう!
以上が最適な洗車頻度についての解説でした。
それでは、最後にまとめさせていただきます。
参考になる記事:ガラスコーティング後に洗車機は絶対NG!塗装面が傷だらけに!
まとめ
ガラスコーティングをした車の洗車頻度はボディカラーと駐車環境によって異なることをお伝えしてきました。
先ほどお伝えしました下記の洗車頻度を守り、美しいボディを保って下さい。
洗車を怠ると、塗装面に雨シミや汚れが固着してしまい洗車では取れなくなるので気を付けましょう!
そして、花粉が舞う季節は、雨に濡れたらすぐに洗うようにすることでシミの付着を防止します。
また、どうしても洗う時間がない方や面倒な方は洗車機に入れるようにしましょう!
細かい傷(スクラッチ傷)は付着してしまいますが、雨シミの付着を防止できます。
この記事を読んだ方の愛車がいつまでも美しいボディを実現できればと思います。
コーティングをした後には正しい洗車がボディの美しさを持続させます。
コーティング車の正しい洗車方法についての記事はこちらをご覧下さい。
関連記事:ガラスコーティングとは効果や価格,お手入れ方法をプロが徹底解説
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