ガラスコーティングを自分(DIY)でやる方法!下地処理と乾燥が重要

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ガラスコーティング,カーフィルム,カーオーディオ専門店のトータルカービューティーIICです。ガラスコーティングやカーオーディオ、カーフィルムの施工事例やお役立ち情報(洗車方法やコーティング施工方法)などをご紹介していきます。

DIY 車のコーティング 方法 下地処理と乾燥が重要
車のガラスコーティングを自分(DIY)でやろうと考えておりませんか?でも、自分で簡単に出来るのか心配。または、効果を上げるための方法が知りたい。と思って調べているのではないでしょうか?ガラスコーティングは施工方法や手順で持続性や効果が変わってしまいます。正しい施工方法や乾燥や下地処理などのポイントを理解せずにコーティングを行い失敗してしまった。なんていうことも少なくありません。今回の記事を読めば素人の方でもプロ同様の仕上がりが実現できるように、DIYガラスコーティングの正しいやり方と効果を引き上げるポイントについて徹底解説していきます。プロが推奨するDIYガラスコーティング剤もご紹介して参りますので自分でコーティングを行う際の参考にして頂ければと思います。
カービューティーナビ舊役哲史の著者情報

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株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。
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目次

1章 ガラスコーティングを
自分(DIY)でやる時の
ポイント

まず、ガラスコーティングを自分(DIY)でやる際は3つのポイントを抑えておきましょう。このポイントを抑えずにコーティングを施工してしまうと効果が半減したり持続性が短くなってしまいます。

ガラスコーティングを自分で
やる時のポイント

①施工日は施工後2日間は晴れる日を選ぶ
②ガラスコーティング施工前は下地処理を徹底して行う
③コーティング施工後24時間は絶対に水に濡らさない

3つのことに注意するだけで、コーティングの性能や持続性を高めることが出来ます。1項目ごとに詳しく見ていきましょう。

1.施工日は施工後2日間は
晴れる日を選ぶ

晴れの日の洗車
車のガラスコーティングを施工する時は、施工後2日間は晴れる日に施工するようにしましょう!その理由は、ガラスコーティングは1日で乾かないからです。ガラスコーティング施工後にコーティング被膜が完全に効果するまでに約1ヶ月かかります。初期乾燥に約1~2日程度の時間を要し、1ヶ月で完全硬化します。初期乾燥時に水気に触れてしまうとガラスコーティングの被膜が硬化不良を起こし、性能(効果効能)や持続性が低下してしまいます。ガラスコーティングを自分で行う際には必ず施工後2日間は張れる日に施工するようにしましょう!

2.ガラスコーティング施工前の
下地処理を徹底して行う

次に重要なポイントはガラスコーティング施工前の下地処理を徹底して行うことです。ガラスコーティングは塗装面に結合しコーティング被膜を形成しますが、塗装面に油分や異物、シミ汚れが付着しているとガラスコーティングの結合(密着性)が低下し性能や効果が半減してしまいます。地処理は時間がかかりますが妥協せずにしっかりと下地処理を行うようにしましょう。

施工前の下地処理
上記のように目に見えない汚れが付着しているとコーティングの密着性を低下させ本来の性能を引き出すことが出来ないので注意しましょう!ガラスコーティング施工店すべての業者が下地処理に力を入れるほど重要な項目なのです。

3.ガラスコーティング施工後24時間は絶対に水に濡らさない

最後に抑えておきたいポイントはガラスコーティング施工後は24時間は絶対に水に濡らさないことです。ガラスコーティングの被膜は初期乾燥までに1~2日間の時間を要します。その間に雨に濡れたり、洗車してしまうとコーティング被膜の乾きが遅くなってしまったり、上手く硬化できない場合があります。そうなってしまうと塗装面にコーティング被膜が形成されず効果が得られないので絶対に水分に触れないようにしましょう。します。完全硬化までには1か月程かかります。

上記の3つのポイントを抑えてガラスコーティングを行うことでガラスコーティング本来の性能を引き出すことが可能となります。

2章 ガラスコーティングを
自分
(DIY)でやる際の道具

続いては、ガラスコーティングを自分で施工するために準備する道具をご紹介させていただきます。

商品名or道具名容量価格用途
洗車用具
洗車用品3点セット(シャンプ、クロス、スポンジ)
カーシャンプー
洗車用スポンジ
マイクロファイバークロス

3点セット
290ml
1個
1枚

2,750円
980円
440円
770円

・カーシャンプーは塗装面の砂利や埃などを取り除く際に行うカーシャンプーです。弱アルカリ性のため油汚れの除去にも最適
・超柔らか素材の洗車用スポンジ
・洗車後の水分の拭き上げやコーティングのふき取りに使用します。

5L バケツ5L容器299円カーシャンプーを入れて泡立てる際に使用します。
下地処理用品
細部洗浄剤
(イオンデポジット除去剤)
100ml2,750円パネル間に蓄積した洗車では取れない汚れ除去に使用
絵具用筆3個セット535円細部洗浄時のエンブレム周りの清掃に使用します。
鉄粉除去剤390ml2,750円塗装面に付着した異物(鉄粉落とし)に反応させ取りやすくします。
鉄粉取り用粘土2,780円塗装面に付着した異物(鉄粉)を取り除く粘土です。
水垢除去剤190ml2,480円塗装面に付着した油膜汚れの除去に使用します。
スケール除去剤
(イオンデポジット除去剤)
100ml2,750円塗装面に付着したイオンデポジットを除去する際に使用します。
ボディ研磨剤塗装面に付着した微細な小傷を落とす作業に使用します。
脱脂クリーナー(脱脂剤)100ml1,980円脱脂剤で余剰成分を除去し塗装面をフラットに仕上げる溶剤です。
コーティング施工時に使用する道具
コーティング塗り込み用スポンジ3個680円コーティングの塗り込み時に使用します。
マイクロファイバークロス
(コーティング拭き取り用)
5枚セット3,300円コーティングの拭き上げ作業や下地処理の際に使用します。

※2021年7月11日現在の価格
上記の道具を用意すれば自分でも簡単にガラスコーティングを施工することが出来ます。次の章では、コーティングの効果を引き上げるために重要な下地処理の有無について解説します。

3章 自分でやる際の
コーティング下地処理の有無

ガラスコーティングの性能を高めるために重要な下地処理ですが、すべての車に下地処理が必要とは限りません。新車納車の車は塗装面は然程汚れておりませんが、長期間使用している車の塗装面は異物や汚れが固着していたりします。この章では、下地処理が必要なケースについて解説していきます。

経年車の下地処理
(半年以上乗車)

経年車の場合は下地処理が非常に重要となってきます。実際の車の状態によっても必要か否か変わってきますが、基本的には下記の7項目の下地処理を行った方が良いでしょう。

◆経年車の下地処理

下地処理の手順作業目的
下地処理1
細部洗浄
細部洗浄とは車のパネルの隙間やエンブレム周りの黒ずみ落としを行う作業
下地処理2
洗車
車の車体に付着している汚れを取り除く作業
下地処理3
鉄粉除去
車の塗装面に付着した鉄粉(黒い異物)の除去作業
下地処理4
水垢除去
塗装面に固着した洗車では取れない水垢や黒ずみの除去
下地処理5
イオンデポジット除去
塗装面に付着している雨染み(イオンデポジット)落とし
下地処理6
ボディ研磨
塗装面に付着した微細な小傷落とし
下地処理7
脱脂作業
塗装面に付着した余剰成分の除去をする脱脂作業

以上、7項目の下地処理でした。本当に必要などうかはお車の状態に合わせて行って下さい。しかし、どんなに綺麗だと思っていても絶対にやった方が良い下地処理は①水垢除去②イオンデポジット除去③脱脂作業の3項目です。この下地処理を行うことで、塗装面をすっぴんの状態にすることが出来るためガラスコーティングの密着性が向上します。それ以外の項目はご自身で判断するようにしましょう!

新車登録から2ヶ月以内の下地処理

新車登録から2ヶ月以内の車はボディの状態が非常に綺麗です。異物などの汚れが付着していることも少ないため下地処理は比較的簡単に済ませられるでしょう。では、新車の下地処理について見てみましょう!

◆新車の下地処理

新車の下地処理作業を行う理由
下地処理1
洗車
車の車体に付着している汚れを取り除く作業
下地処理2
水垢除去(油膜除去)
塗装面には目に見えない油膜汚れが付着しております。カーディーラーで車を納車されるとワックス成分が入ったカーシャンプーなどで車を洗っているケースが多くそのままコーティングを乗せてしまうとコーティング剤が弾いてしまい上手く密着しません。また、納車前仕上げでシリコン成分が含まれるコンパウンドで磨かれているケースもありますので水垢除去は必須と言えます。
下地処理3
イオンデポジット除去
塗装面洗車では取れない水滴の跡(シミ)が付着している場合はイオンデポジット除去剤にてクリーニングしましょう。
下地処理4
脱脂作業
水道水には不純物が含まれているため洗車しただけでも油膜や不純物が塗装面に付着しています。脱脂作業にて塗装面をスッピンの状態にしましょう!

新車でも必ずやった方が良い下地処理は①イオンデポジット除去②脱脂作業となります。新車の塗装面も排気ガスなどの油性系汚れが付着しています。コーティングを施工していない塗装面は油汚れが付着しやすく、洗車では取り切れません。コーティングの密着性を向上させるためにもイオンデポジット除去と脱脂作業は行うようにしましょう!

では、実際に下地処理の方法とプロが推奨する商品をご紹介していきます。

4章 自分(DIY)でガラス
コーティングを塗布する前の
下地処理のやり方

ここからは実際にコーティング施工前の下地処理の作業に移っていきます。
コーティング施工前の下地処理のやり方を具体的に見ていきましょう!

下地処理の必要性と所要時間

先ほどもお伝えしましたが、下地処理はボディの状態によって施工の有無が異なります。先ずは、下記の図をご覧いただき下地処理の必要性と施工時間を確認してください。

作業内容経年車の場合新車の場合施工時間
細部洗浄必要不要1~2時間
洗車必要必要1時間
鉄粉除去必要不要1時間
油膜除去必要必要0.5~1時間
イオンデポジット除去必要必要0.5時間
ボディ研磨状態に応じて不要2時間
脱脂作業必要必要0.5時間

自分(DIY)で行うガラスコーティング
手順①細部洗浄
 

まずは、細部洗浄を行います。細部洗浄とは塗装面のパネル間に蓄積した汚れやエンブレム周りなどにこびりついている黒ずみを取り除く作業です。細部洗浄の方法をステップごとに見てみましょう!

ステップ①筆にイオンデポジットを付着させる

イオンデポジット除去

ステップ②筆で汚れを取り除く

Step1 細部洗浄
上記の様にイオンデポジット除去剤を筆に付着させて磨くだけでこびりついた汚れが簡単に落とせます。
※メッキパーツやガラス面に付着すると変色する恐れがありますので注意しながら施工しましょう!
ステップ③水で洗い流し

すすぎ作業
イオンデポジット除去剤が塗装面に長時間放置してしまうと、塗装を変色させたり、他のパーツを痛めてしまう可能性があるため、施工後はすぐに洗い流します。

※筆を使いながらやるのが面倒な方や水が使えない環境で作業する際にはマイクロファイバークロスにイオンデポジット除去剤を付着させてヘラなどで優しく擦ると汚れに反応して取り除くことが可能となります。

“ワンポイントアドバイス”

・筆で行う方法もありますが、ヘラなどにクロスをまいてイオンデポジット除去剤を付着させ擦る方法もあります。筆で施工すると溶剤を多く使用してしまいますので、クロスで擦ることで溶剤の量を減らすことが可能となります。気になる部分に施工してあげましょう!

使用する道具は【SCHILD®イオンデポジット除去剤】をおすすめします。

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※2024年2月5日現在の価格です。

自分(DIY)で行うガラスコーティング
手順②洗車作業

細部の洗浄を終えたら、洗車作業で塗装面の表面に付着した埃や泥汚れを除去していきます。

洗車作業の手順

ステップ① カーシャンプーの準備

カーシャンプーをバケツに入れてよく泡立てます
カーシャンプーをバケツに入れてよく泡立てていきます。

ステップ② 水圧で車体表面の汚れを落とす

水圧で車体表面の汚れを落とす
装面に付着した砂利などの汚れを水圧で落としていきます。

ステップ③ 洗車用スポンジで洗う

コーティング車の洗車
よく泡立てたスポンジで塗装面を優しく洗っていきます。

ステップ④ すすぎ作業

すすぎ作業
カーシャンプーの溶剤が残らないようにしっかりと洗い流します。

“ワンポイントアドバイス”

次に鉄粉除去に移ります。鉄粉除去を行う場合は洗車時の水分を拭き上げずにそのままにしておきましょう!

自分(DIY)で行うガラスコーティング
手順③鉄粉除去

洗車まで終わったら、鉄粉除去を行います。鉄粉とは塗装面を触った際にざらざらしたり、黒いブツブツが付着しているのは鉄粉の異物です。鉄粉が残ったままコーティングを塗布してしまうと密着性が軽減することに繋がりますので丁寧に取り除きます。

ステップ① 鉄粉除去剤の噴霧

鉄粉除去剤の噴霧
鉄粉除去剤を噴霧したら1~2分程放置させます。すると、鉄粉除去剤が鉄や錆に反応して紫色に変色します。鉄粉が紫色に変色している時が鉄粉が最も取りやすくなります。

ステップ② 粘土で鉄粉取り

粘土で鉄粉取り
鉄粉取り専用の粘土を活用して鉄粉を縦横に擦っていきます。※力を入れすぎると細かいスクラッチ傷の原因となりますので優しくクリーニングしましょう!

ステップ③ すすぎ作業
全体的に取り除いた後には十分に水で洗い流しましょう!

すすぎ作業
全体的に取り除いた後には十分に水で洗い流しましょう!

塗装面の異物除去が完了したら油膜除去に移ります。

“ワンポイントアドバイス”

自分(DIY)で行うガラスコーティング
手順④油膜除去

塗装面には目に見えない油膜汚れが付着しています。ワックスや排気ガス、黄砂、花粉などの洗車では取れない汚れを落とすことで塗装面をすっぴんの状態に仕上げることでコーティング被膜の密着性が向上し効果効能を最大限に引き上げることが可能となります。

油膜取り作業の手順

ステップ① 油膜除去剤の塗布

油膜除去完了
塗装面が塗れている状態で油膜除去剤をスポンジに付着させ塗装面を擦っていきます。油膜除去剤を塗布する際には縦横均等に行うようにしましょう!

ステップ② 油膜除去作業のビフォーアフター

コーティング前の油膜(鉄粉)除去
右側は油膜が完全に取り除けたため水を付着させても水を弾きません。左側は油膜が残っているため水分が弾いてしまいます。下記右側のようになれば油膜取り完了です。油膜取り後は水道水で溶剤を洗い流していきます。その後マイクロファイバークロスで水分を拭き上げて施工完成です。

“ワンポイントアドバイス”

  • SCHILD®の油膜除去剤は塗装面に付着した油膜を除去すると同時に古いワックスやコーティング被膜を剥がすことが可能となります。ポリッシャーを使用せずに簡単に落とせるので素人の方も安心してご使用いただける商品です。

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自分(DIY)で行うガラスコーティング
手順⑤イオンデポジット除去

続いては、塗装面に水分が残っていない状態でイオンデポジット除去剤を塗装面に塗布していきます。この際にスケール汚れ(水道水のシミや雨水のシミ)が除去できます。イオンデポジット除去でも取れないシミは塗装面に侵食しているため取り除くことが出来ませんので研磨作業を行ってください。

イオンデポジット除去作業の手順

ステップ① マイクロファイバーに
イオンデポット除去剤を塗布

イオンデポジット除去
マイクロファイバークロスにイオンデポジット除去剤を適量付着させていきます。

ステップ② 塗装面に塗布

イオンデポジット除去剤のふき取り
シミが気になる箇所にイオンデポジット除去剤を染み込ませたクロスで塗装面を拭き上げていきます。この作業で塗装面に付着しているイオンデポジットを取り除くことが可能となります。

自分(DIY)で行うガラスコーティング
手順⑥研磨作業

通常の研磨作業とはポリッシャーにて磨きを行う必要がありますが、今回はDIY施工ということで手磨きにて研磨する方法をご紹介します。

研磨作業の手順

ステップ① スポンジに研磨剤を塗布

ファインラボコーティング
コーティング塗り込み用のスポンジなどに超微粒子のコンパウンドを付着させて塗装面を優しく縦横で磨いていきます。
この作業は20㎝四方で研磨することが望ましくなります。
※スクラッチ傷などの細かい傷が酷い車両に行う作業です。綺麗なボディには施工する必要はありません。

ステップ② 塗装面に残った研磨剤は水拭き


研磨後は塗装面に研磨剤の余剰成分が残るため水拭きにて綺麗に拭き上げていきます。

自分(DIY)で行うガラスコーティング
手順⑦脱脂作業

塗装面には研磨剤などの余剰成分が付着しているため、脱脂剤にて塗装面の油分などの余剰成分を除去していきます。この作業を行うことで塗装面とコーティング被膜の密着性を向上させることが可能となります。

脱脂作業の手順

ステップ① シルト脱脂剤をマイクロファイバーに塗布

 シルト脱脂剤をマイクロファイバーに塗布
マイクロファイバークロスにシルト脱脂剤をしみ込ませて塗布していきます。

ステップ② 塗装面に脱脂剤の塗布

塗装面に脱脂剤の塗布
脱脂剤を塗装面に塗布させたあとは乾いたマイクロファイバークロスにて脱脂剤の水分を拭き上げます。

“ワンポイントアドバイス”

上記、下地処理1~7までがコーティング施工前の作業でした。次はコーティングの塗布方法についてご紹介します。

ガラスコーティングを
自分(DIY)で塗布するやり方

コーティング施工を綺麗に仕上げるポイントは均等にコーティングを塗り延ばしムラが無いように拭き上げることです。では、実際にコーティングの塗布方法を詳しく見ていきましょう!

ステップ①ガラスコーティング剤の
塗布

ガラスコーティング剤の塗布
ガラスコーティングを施工する時はコーティング剤が乾いてしまうとムラになるため20㎝四方で丁寧に塗り込んでいきます。塗り込む際のポイントは縦横均等に塗り込むようにしましょう!

ステップ②ガラスコーティング剤の
拭き上げ

ガラスコーティング剤の
拭き上げ
コーティング剤を拭き上げる際には柔らかいマイクロファイバークロスを使用して丁寧に拭き上げていきます。マイクロファイバークロスが荒いものを使ってしまうと塗装面にスクラッチ傷などを付着させてしまう可能性がありますので使用するクロスには十分注意しましょう!

プロが教えるガラスコーティングの塗り拭きのポイントを動画でご覧ください。

SCHILDガラスコーティング施工方法|コーティングプロショップが教えるガラスコーティングの最適な施工方法

ステップ③ガラスコーティングの乾燥

ガラスコーティングの乾燥
ガラスコーティング施工後はしっかりと乾燥させるようにしましょう!ガラスコーティング施工後にコーティング被膜が時間とともに硬化していきます。この間に雨に濡れてしまったり、気温が低かったりするとコーティング被膜の硬化に悪影響を及ぼす可能性がありますので注意するようにしましょう!

ガラスコーティング乾燥のポイント

ポイント① 施工後、最低でも24時間は水に触れないようにする
ポイント② 施工後は炎天下で塗装面を高温に温め強制乾燥させる
ポイント③ コーティング乾燥の理想の気温は15℃~40℃

ガラスコーティングの乾燥の目安

初期乾燥1~2日※この間は水気に触れないように注意しましょう
完全硬化7日~10日

ここまでが、ガラスコーティングを自分で施工する方法についてご紹介してきました。しかし、ガラスコーティングを施工すれば何もしないで長期間綺麗な状態を保てるわけではありません。実はガラスコーティングの効果を長期間維持させるためにはコーティング施工後のメンテナンスが重要となります。

次の章ではコーティング施工後のメンテナンスについて徹底解説していきます。

ガラスコーティング施工後の
お手入れ

ガラスコーティングを施工した後のメンテナンス(お手入れ)には2つあります。

①マメな洗車で汚れの固着を防ぐ
定期的なメンテナンスで洗車で取れない汚れを落とす

コーティング施工後のメンテナンス(2項目)について詳しくその理由を解説していきます。

ガラスコーティング施工後の洗車頻度

ガラスコーティングを施工した後に最も重要なメンテナンスは洗車作業です。車のコーティング施工後は必ず汚れが付着してしまいます。その汚れを長期間放置していると汚れが固着してしまい洗車では取れなくなってしまいます。また、酸性雨や花粉、黄砂などの汚れがコーティング被膜に付着している時間が長ければ長いほどコーティング被膜にダメージを与えるのでマメに洗車することが重要です。

洗車をする際には下記の最適な洗車頻度を参考にして下さい。

ガラスコーティングした車の洗車頻度

関連記事↓
ガラスコーティング施工後の最適な洗車頻度

ガラスコーティングした後の洗車頻度とは?プロが徹底解説

ガラスコーティング後のメンテナンス

ガラスコーティング施工後は年数が経過するごとに被膜に汚れが固着してしまいます。この汚れは洗車では取れません。これらの汚れが固着することで水弾きが低下したり光沢が低下してしまいます。洗車では取れない汚れを除去するには専用のメンテナンスクリーナーを使用する必要があります。下記画像のようにコーティング膜に汚れが付着したりコーティング被膜に浸透してしまうため定期的なメンテナンスを行うことが重要です。

また、先ほどの洗車でもお伝えしましたが、メンテナンスにも理想の頻度があります。理想の頻度は車の駐車環境やボディカラーによっても異なりますので下記のイラストを参考にして下さい。
 ランボルギーニ コーティング 施工
ここまで、コーティング施工後のメンテナンス(お手入れ)についてお伝えしてきました。コーティングは安いものではありませんのでしっかりお手入れを行い綺麗な状態を維持していただければと思います。

“コーティングメンテナンスクリーナー”

では、次の章でガラスコーティング施工後のメンテナンス方法についてお伝えしていきます。

ガラスコーティング施工後の
メンテナンスのやり方

ステップ①洗車
洗車
洗車を行い塗装面に付着した汚れを取り除いていきます。 洗車後の塗装面が濡れた状態でメンテナンスクリーナーを塗布していきます。

ステップ②メンテナンスクリーナーの塗布

メンテナンスクリーナーの塗布
メンテナンスクリーナーを付属のスポンジに塗布して縦横に塗り込んでいきます。優しく塗り込むだけで、洗車では取り除けない汚れを除去することが可能となります。

ステップ③すすぎ作業

よくすすぐ
メンテナンスクリーナーは施工後余剰成分が残るため、すすぎ作業で余剰成分を洗い流していきます。水が使えない環境の場合はバケツに水を入れ、余剰成分を取り除いていきます。

ここまでお伝えした洗車とメンテナンスをうまく行うことでコーティング被膜の寿命の延ばすことが可能となります。
しっかりとお手入れしてあげ、美しいボディを持続させるようにしましょう!

DIYガラスコーティングでよくあるQ&A

Q コーティング施工後にシミが付着して取れない場合の対処法について教えて下さい。
Aコーティング施工後に取れないシミはイオンデポジット除去剤を使用することで簡単に取り除くことが可能となります。イオンデポジット除去剤は通販でも購入できます。
Qコーティング施工時にムラが出た場合はどうすれば良いですか?
Aコーティング施工直後であればコーティング剤を再度塗布すれば落とすことが可能となります。それでも取り切れない場合はイオンデポジット除去剤をご使用下さい。
Q新車の場合はどこまでの下地処理が必要ですか?
A車を見て汚れが気にならなければ、イオンデポジット除去剤でのシミ除去と脱脂作業の2項目だけで十分です。塗装面には目に見えない汚れ(シミ)が付着しているためイオンデポジット除去剤でしっかりと取り除き、余剰成分を脱脂剤にて除去することでコーティング被膜と塗装面の密着性を向上させることが可能となります。
Qガラスコーティングの2度塗りって効果ありますか?
Aガラスコーティングの2度塗りは効果効能や持続性を向上させる点で非常に有効となります。1度目のガラスコーティングを施工後、2時間以上乾燥させてから2度塗りするようにしましょう!
Qコーティング施工後に汚れ落ちや水弾きが低下してしまった。コーティングが剥がれたの?
Aコーティングが剥がれるということは基本的に少ないです。恐らくコーティング被膜表面に洗車では取れない汚れが固着しているため水弾きが低下したり汚れ落ちが悪くなっている可能性があります。コーティングメンテナンスクリーナーを使用することで表面に固着した汚れを取り除くことが可能となります。
Qこおすすめのガラスコーティング剤はありますか?
Aシルト(SCHILD®)シリーズのガラスコーティング剤は完全硬化型のコーティング剤なので耐久性や効果効能に優れます。またガラスコーティング専門店で使用されている業務用コーティング剤です。

コーティング専門店なら
仕上がりは最上級

自分で行う下地処理はどうしても限界があります。
ガラスコーティング専門店なら下地処理はもちろんコーティング施工後の乾燥までDIYでは決してできない施工を行うため仕上がりは間違いありません。

ガラスコーティング専門店のポイント

ポイント①施工実績豊富なプロ職人が
手作業で仕上げる

施工実績豊富なプロ職人が手作業で仕上げる
ガラスコーティング専門店で行うコーティングはプロの職人が手作業で仕上げていくため、細部の汚れや塗装面に付着したスクラッチ傷などを綺麗に取り除くことが可能となります。  

ポイント②ボディ研磨作業のレベルが高く
新車のように仕上がる

ボディ研磨作業のレベルが高く新車のように仕上がる
どうしても付着してしまう塗装面のスクラッチ傷を研磨作業にて除去していきます。
研磨作業を行うことで新車のような光沢に復元させることが可能となります

ポイント③コーティング塗布後の
遠赤外線乾燥機による完全硬化
コーティング塗布後の遠赤外線乾燥機による完全硬化
コーティング施工後に自然乾燥でコーティング被膜を乾かすと硬度や光沢、耐久性を最大限引き上げることは難しくなります。

コーティングプロショップでは遠赤外線乾燥機にてコーティング被膜を強制乾燥させるため、光沢・効果効能・光沢・耐久性を最大限引き上げることが可能となります。

実際にガラスコーティング専門店で施工したいと思った方は下記の記事を参考にして下さい。
優良ガラスコーティング店厳選9選をご紹介

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創業22年のカービューティーアイアイシーでは、コーティングの性能を高めるための設備や豊富な商品で人生と愛車を輝かせます。IICについて詳しく見ていきましょう。

優れた設備で効果を引き上げる

IICでは様々な設備でコーティングの効果を最大限引き上げます。

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コーティングの硬度と光沢,寿命を
引き上げる遠赤外線ブース

ガラスコーティングの熱乾燥
ガラスコーティングの性能を最大限まで高めるためには遠赤外線ブースが必要不可欠となります。
ガラスコーティングは自然乾燥をさせると完全硬化までに1カ月程度要します。その間に雨や汚れが付着してしまうと硬化不良を起こす可能性があり、コーティング本来の性能が発揮できなくなることもあります。IICでは、コーティング本来の性能を極限まで引き出すために遠赤外線ブースにで乾燥作業を行います。

コーティング被膜の密着性を
向上させるための純水設備

コーティングの性能を高める純水機
コーティング前の下地処理や洗車時に使用する水は全て純水で作業を施します。その為、カルキや塩素などの不純物を含まないためコーティングの密着性を極限まで向上させることに成功しました。水道水で下地処理をしてしまうと塗装面に目には見えないミネラル膜が張ってしまいコーティング被膜の密着性を低下させてしまいます。IICでは目に見えない部分までこだわりを持って作業を施します。

埃や排気ガス,花粉などを遮断する
クリーンブース

専門店のクリーンブース
コーティング作業時において重要なことは、排気ガスや花粉、埃、黄砂などの物質が塗装面に付着した状態でコーティングを施工してしまうと密着性が低下する恐れがあります。IICでは、コーティング専用のクリーンブースを設けているため、埃や花粉、黄砂などが塗装面に付着しづらくなりコーティングの密着性を高める工夫をしております。

豊富な商品でトータルサポート

トータルカービューティIICでは、コーティングの種類を豊富にご用意しております。
お客様一人ひとり洗車の頻度や駐車環境、使用用途、求める効果は異なります。IICでは、様々なお悩みにお答えできるよう沢山の商品をご用意しております。お客様のお悩みや求める効果をお聞かせいただいてから最適なコーティングをご提案して参りますので、是非お問い合わせください。

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カービュティーアイアイシーのコーティング

まとめ

ガラスコーティングを自分で施工する際には下地処理を徹底して行うようにしましょう!
下地処理の有無でコーティングの密着性が大きく異なります。
また、コーティング施工時には乾燥作業をしっかりと行いコーティングの効果効能を最大限まで引き上げるのがポイントです。

そして、ガラスコーティング施工後はしっかりと手入れをすること①適度に洗車②適度にコーティングメンテナンス
コーティング施工後は上記2つに気を付けてお手入れをすることで最適な状態をキープすることが可能となります。

愛車の輝きを保ち豊かなカーライフが実現できることを願っております。

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車のコーティング
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