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車に付着するスクラッチ傷とは

右側の写真のように塗装面に光が当たると無数に細かき傷が浮き出てきます。
これを業界ではスクラッチ傷と呼んでおり、これらの傷は太陽光や街灯などの光で見えてしまいます。一度見えてしまうと毎回、気になってしまうのがスクラッチ傷の厄介なところです。
このスクラッチ傷を消そうとなると、研磨剤やポリッシャーを使用して塗装面を磨かなければ取り除くことが出来なくなってしまう程厄介な傷です。また、自分で下手に磨いて傷を消そうとすると余計に傷が入ってしまい目立ってしまう事もあります。
そして、スクラッチ傷が付着すると塗装面の光沢を低下させてしまい印象も悪くなってしまいます。そして、スクラッチ傷には主に2種類あります。洗車して付着する洗車傷とポリッシャーで研磨した際に付着する磨き傷です。もう少し詳しくお伝えしていきます。
洗車キズってなに?

洗車傷は上記のように細かい線傷が塗装面に付着しているものを言います。この洗車傷は手洗い洗車などで洗車をした際に付着する傷となります。
この洗車傷は普通に洗車しているだけでも付着してしまいます。
その理由は車の塗装面には砂利や鉄粉などの硬い異物が付着しています。洗車時にスポンジやタオルで擦ることで塗装面には洗車傷と言われるスクラッチ傷が付着してしまうのです。
磨き傷とはなにか?

磨き傷とはポリッシャーなどで研磨作業を行った際に付着する傷です。塗装面を磨くコンパウンドには粗目や細目(超微粒子)などの種類のコンパウンドがあります。
また、使用するバフによっても磨き傷が付着します。
下手なコーティングショップやカーディーラー、量販店などに磨き作業をお願いしてもこの磨き傷が付着することもあるので注意するようにしましょう!
スクラッチ傷を予防する方法

車の塗装面は極力触らないようにするのがスクラッチ傷を付着させないためのポイントとなります。
また、洗車を行う際もスクラッチ傷が入らないように十分に注意をして洗車することが重要となります。
今回の記事では4つの予防策をお伝えします。
車体カバーは使用しない
よく車が汚れるのを防止するために車体カバーをかけている車を見かけます。
車を汚れから防ぐ観点でボディカバーをかけることは良いですが、風が吹いた際にはカバーが車体に擦れてしまうために無数のスクラッチ傷が付着してしまいます。
このように細かい傷をつけないためにも車体カバーをかけることはおすすめできません。
洗車時の洗い方に気を付ける
車の塗装面は下回りが泥はねなどで汚れています。塗装上部(上面)は下回りに比べさほど汚れていないので上面から洗うようにしましょう!
下面から先に洗ってしまうと下回りの砂利や泥で車体全体を傷つけてしまう恐れがあります。
そして、洗車をする際には必ずカーシャンプーを使用しましょう!カーシャンプーを使用することで摩擦が減り滑りが良くなります。些細な事ですがスクラッチ傷をつけないためには非常に重要です。
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車を綺麗に保つための3つの洗車方法と7つの注意点をプロが解説
スクラッチ傷が入りづらいコーティングを施工する
車のコーティングは硬い素材のコーティングがあります。この硬いコーティングを塗布することでコーティング被膜に傷が付着しづらくなるのでスクラッチ傷を予防したい方は出来るだけ硬いコーティングをするようにしましょう!
最も硬いコーティングは鉛筆硬度9Hのコーティングとなります。傷が全く入らない訳ではありませんが非常につきづらくなるのでお勧めです。
熱で傷が消える特殊コーティング

いくら気を付けていても塗装面には少なからずスクラッチ傷がついてしまいます。どうしても傷をつけなくない!と考えている方には熱で傷が自己修復するコーティングがおすすめです。
このコーティングは塗装面に付着した微細な小傷が熱で自己修復をし傷が消える特殊なコーティングとなります。濃色車のボディに非常に人気のコーティングです。
熱で傷が消える特殊コーティングの動画
熱でスクラッチキズが消える特殊コーティングの詳しい内容はこちら
まとめ
どんなに気を付けていてもスクラッチ傷は付着します。
スクラッチ傷の付着原因は主に洗車を行う際についてしまうので、カーシャンプーを使用して塗装面の摩擦を減らし、洗う順番(上から洗う)を意識してお手入れしましょう!
また、洗車の水分を拭き上げるさいには必ず柔らかいマイクロファイバークロスを使用して拭き上げることで傷が入りづらくなります。
濃色車にお乗りの方は対策として、傷が入りづらいコーティングや傷が自己修復するコーティングを選ぶようにしましょう!
この記事を読んでスクラッチ傷の悩みが解消されることを願っております。
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