近年、スマホの保護フィルムが普及され誰しもが知っているフィルムとなりました。
このフィルムはスマホを落とした際に衝撃を吸収し画面の損傷リスクを軽減させる効果があります。
この特殊保護フィルムは自動車用にも開発されそれがプロテクションフィルムと言います。
このプロテクションフィルムは塗装を強固に守る役割があります。今回の記事では自動車用の保護フィルム(プロテクションフィルム)の種類や効果、寿命、費用についてプロテクションフィルム施工店が徹底解説していきます。
プロテクションフィルムとは
プロテクションフィルムとは車の塗装面やガラス面を保護するために開発された特殊保護フィルムです。プロテクションフィルムはカーコーティングよりも保護性能が高く、飛び石やスクラッチ傷などの劣化から塗装面を強固に保護します。一般的なカーコーティングの被膜の厚さは約0.3μ(ミクロン)とされていますが、プロテクションフィルムは約150μ~200μの厚みとなります。そのため飛び石などの外的要因から塗装面を強固に守ることができるのです。
また、プロテクションフィルムは剥がすことが出来るので、飛び石や擦り傷でプロテクションフィルムが痛んだら剥がして張り替えることが可能となります。これにより売却時に査定額が上がる傾向があり、自動車という資産の価値を守る役割を果たします。
プロテクションフィルムの種類
プロテクションフィルムは2種類存在します。車の窓ガラスに貼るプロテクションフィルム(クリアプレックス)と車の塗装面に貼るプロテクションフィルムです。また、車のボディを守るプロテクションフィルムの商品も多くの種類が存在します。XPELプロテクションフィルム,ZELプロテクションフィルム,3Mプロテクションフィルム,STEKプロテクションフィルムなどなど、これらのフィルムはフィルム層の構造やコーティング加工の有無などで効果効能や持続性が異なるので、しっかりと調べてから施工するようにしましょう。
プロテクションフィルムの効果
車のボディに施工するプロテクションフィルムは高速走行時に飛び石が当たった際にひび割れやガラスのかけなどのリスクを軽減させることが可能となります。また、車の塗装面に貼ることで、車体を擦ってしまった際に塗装面に傷が入るリスクを軽減させたり、飛び石による塗装の剥がれを軽減させることが出来るため、愛車を常にきれいな状態に保つことが可能となります。更に、塗装面に付着する微細な小傷(スクラッチ傷)を軽減させることが可能となります。プロテクションフィルムを施工しガラス面や塗装面の飛び石や擦り傷からの損傷リスクを軽減させてあげましょう。
プロテクションフィルムの効果を比較検証は下記の動画をご覧ください。
プロテクションフィルムの寿命
プロテクションフィルムの寿命は約半年~3年となります。
上記の寿命は平均となるため一概には言えませんが、大体の寿命は半年~3年です。ガレージ駐車など紫外線に当たらない環境で保管している車両はフィルムの劣化が起こりづらいため5年ほど持つ場合もあります。
プロテクションフィルムが劣化してしまう要因は紫外線による黄ばみやフィルムが固くなってしまう点です。また、プロテクションフィルムのメーカーによってこの対候性の高い、低いがありますので注意が必要です。安いフィルムメーカーは対候性が乏しく青空駐車で保管していると半年ほどで黄ばんでしまうこともあります。
現在、販売されているプロテクションフィルムメーカーで最も対候性に優れた製品はXPELプロテクションフィルムという製品です。このXPELフィルムは対候性に優れるため青空駐車で保管している車両でも3年ほど美観を保ち効果を維持させることが可能となります。更にプロテクションフィルムにコーティング性能を兼ね備えた製品はZEL®プロテクションフィルムとなります。※取扱いによって若干異なります。
プロテクションフィルムの費用
プロテクションフィルムの費用は施工するフィルムメーカーによって異なりますが、ボンネットで約5~10万です。
価格が高額なほど使用しているフィルムの対候性や耐久性が優れている傾向がありますので参考にして下さい。
プロテクションフィルムの費用相場(ポルシェ911の場合) | 価格 | 施工時間 |
ボンネット | 5~10万 | 5時間~ |
フロントバンパー | 8~12万 | 5時間~ |
フロントセット(ボンネット、Fバンパー、Fフェンダー) | 25~35万 | 2泊3日~ |
フロントガラス | 7~10万 | 1泊2日~ |
フルプロテクション(ガラスは除く) | 110~135万 | 7泊8日~ |
上記画像のように、ハーフラップで施工するか、フルラップで施工するかによっても価格は変わってきます。
ハーフラップはフルラップに比べ1/2ほどの費用で施工することが可能となります。
しかし、プロテクションフィルムは安ければよいというわけではありません。安く施工したことで使用しているフィルムが低価格の製品を使用しており、すぐに劣化してしまったという事例も少なくありません。
プロテクションフィルムの施工事例
ここまでは、プロテクションフィルムの効果や費用、種類についてお伝えしてきました。
この章ではプロテクションフィルムの施工事例をご紹介していきます。
上記BMWM2はフロントセット(ボンネット、フロントバンパー、フロントフェンダー)でのプロテクションフィルムでご依頼をいただきました。
施工後はフィルムが張ってあることがわからないほどクリアに仕上がります。
続いてはポルシェのプロテクションフィルム施工(フロントバンパー&ボンネット)の施工となります。
厚いフィルムで塗装面を覆うことで光沢(輝き)も向上するのがプロテクションフィルムの魅力です。
フェラーリ488ピスタのプロテクションフィルム施工動画をご覧ください。
フェラーリ488ピスタのプロテクションフィルム施工動画をご覧ください。
以上がプロテクションフィルムの施工事例でした。
プロテクションフィルムの施工事例をもっとご覧になりたい方は千葉県市川市のプロテクションフィルム専門店のサイトをご覧ください。
プロテクションフィルムを実際に施工したいな。と思った方は千葉県で実績豊富なカービューティーアイアイシーへご相談下さい。
工場見学も随時開催しております。
~工場見学の風景を動画で見る~
まとめ
プロテクションフィルムは車の塗装面やガラスを飛び石などの飛来物から守り損傷リスクを軽減させる効果があります。
プロテクションフィルムを施工する際にはXPELフィルムのメーカーを使用することで対候性や耐久性に優れるため長期間美観を保ち塗装面を保護することが可能となります。
今までは車を保護する=コーティングという概念でしたが、コーティングよりも塗装を強固に守るならプロテクションフィルムを施工することをおすすめします。
この記事を読んだ方の愛車が常に綺麗な状態を持続出来れば幸いです。