カーフィルムって必要なの?どんな効果があり、費用相場はどれくらい?と疑問に感じている方に、当記事ではカーフィルムの様々な効果やメリット、デメリットをお伝えしていきます。また、カーフィルムを施工する上での注意点や費用相場も解説していきますので参考にしてください。
現在、カーフィルムには様々な種類があり、施工するフィルムによって効果効能が大きく変わってきます。カーフィルムの性能を理解しないで施工してしまうと後悔してしまうことにも繋がりますので、この記事を読んでカーフィルムの施工有無の意思決定にお役立ていただければ幸いです。また、当記事ではおすすめのカーフィルムについても詳しく解説していきます。
目次
カーフィルムってどんな商品?
カーフィルムは窓ガラスの内側にスモークタイプや透明タイプの薄いフィルムを張り付ける作業のことです。このカーフィルムを施工することで車内のプライバシー保護やガラスの飛散防止、熱さ対策や日焼け防止など様々な効果を得ることが可能となります。このカーフィルムは、車内のガラス面すべてに施工することができカーフィルムの種類によっても効果効能は大きく異なります。カーフィルムが施工できるショップは、カーディーラーやカー用品店,カーフィルム専門店で施工することができます。どこに依頼するかでも価格は異なるため後ほど詳しく解説していきます。
カーフィルムの4つのメリットとデメリット
カーフィルムには主に4つのメリットと1つのデメリットが存在します。この章ではメリット、デメリットについて詳しく解説していきます。
カーフィルムで得られる
4つのメリット
メリット①熱さ対策
(断熱効果)ができる
カーフィルムで得られるメリットの1つ目はカーフィルムを施工することで赤外線カット機能が得られます。赤外線とは人の肌が感じる暑さ(ジリジリ感)をカットすることができるため、車に乗車している際に熱さを感じにくくなります。また、車外からの熱を車内に侵入させないためエアコンの効きが良くなり車内環境が劇的に快適になります。
メリット②紫外線をカットするため
日焼けを予防できる
2つ目のメリットは紫外線カット機能が得られる点です。この紫外線とは日焼けの原因となるもので、紫外線をカットすることで日焼けを防ぎシミやそばかすなどを防ぐ効果が得られます。施工するフィルムによって紫外線カット率は大きく異なるため施工する前にどれくらいカット出来るのかを確認しておきましょう!
メリット③スモークフィルムで
プライバシー保護ができる
3つ目のメリットはスモークタイプのフィルムを施工することで車内のプライバシー保護が得られます。車外から車内が見えづらくなるため車内のプライバシーを守ることが可能となります。
メリット④ガラスの
飛散防止効果が得られる
4つ目のメリットはガラス面の内側にフィルムを張ることで、飛来物などでガラス面を破損してもガラス片が飛散しにくくなります。そのため不慮の交通事故が起きてもガラスが飛散しなくなるため運転者や同乗者の身体を守ることが可能となります。
ガラス面にカーフィルムを張ることで飛散防止効果が得られる説明動画
カーフィルムのデメリット
続いてはカーフィルムのデメリットについてです。カーフィルムのデメリットはしいて上げるとすれば1つで、施工費用が発生する点です。カーフィルムは全面施工するとなると最低でも7万円ほどはかかってしまうので唯一デメリットと言えるでしょう。
ここまでが、カーフィルムの4つのメリットと1つのデメリットについて解説してきました。次の章では、カーフィルムの効果について詳しく解説していきます。
カーフィルムを施工することで得られる驚きの効果
この章では、カーフィルムの効果について徹底解説していきますので参考にしてください。太陽光には、①紫外線②可視光線③赤外線の3種類の波長が存在します。
①紫外線の波長は200㎚~400㎚
②可視光線の波長400㎚~800㎚
③赤外線の波長800㎚~2200㎚
カーフィルムを施工することで上記の波長をカットすることができるので詳しく見ていきましょう。
①紫外線カット(UVカット)
効果で日焼け防止効果
上記図のように紫外線カット効果が得られるフィルムを張ることで紫外線を効果的にカットすることが可能となります。最近ではほとんどのフィルムメーカーが99%カットすることができます。最も効果の高いカーフィルムを施工すると100%の紫外線をカットするフィルムも存在します。カーフィルムを施工する際には紫外線カット率がどれくらいカット出来るのか、予め確認しておきましょう。
紫外線カット効果の測定動画(B PACS)
動画参照元:株式会社 ビーパックス(B,PACS)
上記の動画のようにガラス面にカーフィルムを張ることで紫外線をカットし日焼け防止効果が得られるのです。
②赤外線カット
(IRカット)効果
上記図のように赤外線カット効果が得られるカーフィルムを施工することで、太陽光に含まれる波長(赤外線)をカットする機能が得られます。赤外線を効果的にカットすることで、車内の人に伝わる熱さを軽減させることが可能となります。左側の写真はガラスのみの車内温度となりますが、カーフィルムを張った右側の写真では5℃ほど体感温度が変わることが実証されています。後頭部では17.3℃の差が得られるので、カーフィルムを張ることで熱さ対策の効果を得ることができるのです。
③可視光線カット
(プライバシー保護効果)
上記の画像はカーフィルムの濃さを現した画像です。カーフィルムには可視光線カットすることができます。可視光線とは光をどれだけ通すかという数値で上記、SC7008は可視光線透過率8%となり光を92%カットするため車内が見づらくなります。一方SC7045は可視光線カット率45%のため車内が比較的見えやすくなります。この可視光線カット率は好みに応じて選ぶのがポイントなります。車内のプライバシー効果を高めるならできるだけ可視光線カット率の数値が低い商品を選びましょう。
④地球温暖化対策の
効果が得られる
(SDGS13:気候変動に具体的な対策を)
地球温暖化対策に効果的と言われるカーフィルムは、車内の熱さ対策を行うことで、エアコンの温度や風量を抑えることができるため燃費の向上やCO2削減にも有効的です。
カーフィルムを施工することで、冷暖房の効率を上げることで持続可能な開発目標17のうち、13:気候変動に具体的な対策に貢献できます。フィルムが施工していない車両ではエアコンの温度を極限まで下げ、風圧もMAXにしていたものが、断熱フィルムを張ることで省エネに繋がります。それにより、燃費の向上が期待でき温暖化対策にも有効となります。
以上がカーフィルムで得られる4つの効果でした。次の章ではカーフィルムの注意点をお伝えしていきます。
施工する際に気を付けておくカーフィルムの注意点
注意点①赤外線カット率を
鵜呑みにしないこと
まず初めに、フィルムメーカーが表示している赤外線カット率を鵜呑みにしないことです。何故ならば、各フィルムメーカーは商品の性能をよく見せるために赤外線カット率〇〇%カットなんて表記をしています。例えば赤外線カット率92%なんていう表記をしていてもごく一部の波長(赤外線)しかカットできていないことがあるからです。赤外線の波長は780mm~2000mmの波長が赤外線の波長となります。この波長のうち1200mm~1500mmまでの領域を92%カットしていてもそれほど効果はありません。赤外線のすべての波長をどれだけカット出来るかが重要なのです。
上記図のように赤外線には780nm~2000nmまで幅が広いのですが、各フィルムメーカーで赤外線カット率90%や92%という表記のほとんどがごく一部の波長での平均カット率で表記されています。そのため、当社と記載されているコボテックとほかのメーカーを比べると赤外線カットの波長が全く異なるのです。
注意点②透明断熱フィルムは
車検に通らない可能性がある
フロント周りに施工する(運転席、助手席、フロントガラス)は可視光線透過率が70%以上確保されないとカーフィルムを施工しても車検に通りません。純正のフロントガラスは約74%~78%の可視光線透過率となり、カーフィルムを施工することで70%の透過率を下回る可能性があります。透過率を下回ってしまうと車検に通らなくなり、せっかく張ったカーフィルムを剥がさなければならないため、施工する前に予めショップに確認しておきましょう。
注意点③カーフィルムの保証を
確認しておく
カーフィルムには保証があるケースとそうでないケースがあります。この保証とは対象期間内に万が一バブリング(気泡)やフィルムの色褪せが発生した際に無償で張り直してくれる保証です。施工後は一切の責任を負えません。といったショップもあるのでこの保証があるショップに依頼するようにしましょう。
注意点④カーフィルムの
安売りには要注意
また、カーフィルムの安売りには要注意です。安いということは何かしらの理由があります。使用するフィルムの性能が低かったり、施工する技術者のスキルが低かったりします。カーフィルムで失敗しないためにも安売りには要注意です。
以上が、カーフィルムの注意点でした。次の章ではおすすめのカーフィルムをご紹介します。
性能が高いおすすめの
カーフィルムメーカ3社
この章では、カーフィルム専門店のIICがおすすめするフィルムメーカーをご案内させていただきますので参考にしてください。
1位 コボテックフィルム(旧LFT)
なんといってもおすすめ1位はコボテックフィルムです。このコボテックフィルムは唯一紫外線を100%カットできるカーフィルムとなります。また、他社のカーフィルムに比べ赤外線カット率が非常に高い商品となります。下記のイラストのように従来のカーフィルムではごく一部の赤外線(波長)しかカットできていませんが、コボテックフィルム(旧LFTフィルム)は広範囲の波長をカットすることが可能です。
コボテックフィルムの赤外線と紫外線を照射実験動画
コボテックフィルムの商品ページはこちらをご覧ください。
上記の動画や画像のように施工するフィルムで遮熱効果が全く異ります。コボテックフィルムは唯一赤外線カット率が高いカーフィルムとなりますのでお勧めのカーフィルムとなります。
2位 シルフィードフィルム
第2位は全国的に取り扱いショップが多いIKC社のシルフィードフィルムです。この商品はカーフィルムの中でも劣化しにくいフィルムとなり、色褪せやバブリング当の気泡が発生しづらい商品となります。
シルフィードフィルムの詳しい内容はこちら
3位 ウィンコスフィルム
ウィンコスフィルムも高級ブランドとして多くのカーフィルム専門ショップで販売されています。透明度が高く質感もよいため品質にこだわりをお持ちのオーナー様にはおすすめのカーフィルムメーカーとなります。
ウィンコスフィルム公式HP
以上、おすすめ3位のカーフィルムメーカーでした。次の章では費用相場についてお伝えしていきます。
カーフィルムの費用相場
この章ではカーフィルムの費用相場についてお伝えしていきます。
カーフィルムの費用相場
フロント3面(フロント、助手席、運転席) | リア周り(後部座席全部位) | |
コボテックフィルム | 70,000~120,000円 | 50,000~90,000円 |
シルフィードフィルム | 38,000~50,000円 | 25,000~50,000円 |
ウィンコスフィルム | 33,000~50,000円 | 20,000~50,000円 |
上記はカーフィルムの費用相場となり、施工するショップやフィルムによって価格は異なりますので施工店のホームページで確認しましょう。では、実際にカーフィルム専門店のカービューティーアイアイシーで施工した場合の価格をお伝えしていきます。
IICのフィルム施工費用
コボテックフィルム フロントまわり
※全て税込価格です。
コボテックフィルム
リアまわり/色付き
ロングクォーター1面 輸入車 ¥18,816
ロングクォーター1面 国産車 ¥16,800
※全て税込価格です。
※全て税込価格です。
シルフィードフィルム フロントまわり
※全て税込価格です。
カービューティーアイアイシーのカーフィルム施工料金は下記のページからご覧ください。
カービューティーアイアイシーのカーフィルム施工料金
まとめ
如何でしたでしょうか?カーフィルムには様々な効果やメリットがあることをお伝えしてきました。
カーフィルムの効果は主に、①赤外線をカットし熱さ対策する効果②紫外線をカットし日焼け防止する効果③可視光線透過率をカットすることでプライバシー保護効果④飛散防止効果が得られます。
実際に施工するカーフィルムで赤外線外線カット率や紫外線カット率、可視光線透過率は異なるので各社のカット率を詳しく確認していきましょう。また、カーフィルムを施工する際には注意点を確認し信頼できるショップに依頼することで後悔しないカーフィルムを施工することができます。カーフィルムの注意点とは、①赤外線カット率を鵜呑みにしないこと②透明断熱フィルムは車検に通らない可能性がある③フィルムの保障があるか確認する④カーフィルムの安売り業者には注意する。以上4項目の注意点を確認しながら施工するショップを決めましょう。
今回は最後まで当記事をお読みいただきありがとうございます。カーフィルムを施工し豊かなカーライフが実現できることを願っております。