カーフィルムを選びたいけれど
違いがよく分からない…
自分の車に合う商品がわからない…
とお悩みではありませんか?
そこで!
当カーフィルムのプロショップIICが
カーフィルムの選び方と共におすすめの商品をご紹介していきます!
本記事でご紹介する通りにカーフィルムを選ぶと
紫外線カット、熱カット、プライバシー保護など
求める効果を正しく得ることができるようになり
これからは、希望していた通りにならなかった…という失敗をすることがなくなります!
~著 者 情 報~
勤務先:株式会社カービューティーアイアイシー
役職:取締役技術部長
氏名:落合修明(おちあいなおあき)
カーコーティング・カーフィルム・インテリアコーティングなど多岐に渡り知識を博し、トータルカービューティーを理想に掲げ、多くのお客様の豊かなカーライフを作りだしている。
1.カーフィルムの種類
カーフィルムには下表のように大きく4つの種類があります。
カラー | 主な特徴 | |
①クリアフィルム | 透明 | 搭乗者やインテリアの日焼け防止 |
②スモークフィルム | 黒(薄黒~濃黒) | プライバシー保護 |
③ミラーフィルム | 鏡の様 | プライバシー保護 |
➃カラーフィルム | マジョーラカラーなど | ドレスアップ |
1.クリアフィルム
カラー | プライバシー保護 | 紫外線(UV)カット | 赤外線(IR)カット※ |
透明 | × | ○ | ○ |
【カラー】
透明のため、施工前後の景観に変化はありません。
【施工可能箇所】
全ウィンドウに施工することが可能です。
但し、フロント・運転席・助手席は、施工後の可視光線透過率が70%を超える場合のみ施工可能となります。
【プライバシー保護機能】
透明フィルムのため、プライバシー保護機能はありません。
【紫外線(UV)カット機能】
搭乗者やインテリアの日焼けを防止します。
【赤外線(IR)カット機能(※)】
車内への太陽熱の侵入を防ぎ、車内の快適性や冷暖房効率を向上させます。
※機能を有する場合
2.スモークフィルム
カラー | プライバシー保護 | 紫外線(UV)カット※ | 赤外線(IR)カット※ |
黒(薄黒~濃黒) | ○ | ○ | ○ |
【カラー】
黒色で、可視光線透過率によりフィルムの濃さ(黒さ)が薄い黒色~濃い黒色と異なります。
【施工可能箇所】
リア(後部座席)周りのみ施工可能となります。
【プライバシー保護機能】
黒いフィルムのため、プライバシー保護や車上荒らし対策に有効です。
黒色が濃くなるにつれてプライバシー保護効果は高まります。
【紫外線(UV)カット機能(※)】
搭乗者やインテリアの日焼けを防止します。
【赤外線(IR)カット機能(※)】
車内への太陽熱の侵入を防ぎ、車内の快適性や冷暖房効率を向上させます。
※機能を有する場合
3.ミラーフィルム
カラー | プライバシー保護 | 紫外線(UV)カット※ | 赤外線(IR)カット※ |
鏡の様 | ○ | ○ | ○ |
【カラー】
ウィンドウが鏡のようになるフィルムで、可視光線透過率によりフィルムの濃さが異なります。
【施工可能箇所】
リア(後部座席)周りのみ施工可能となります。
【プライバシー保護機能】
プライバシー保護や車上荒らし対策に有効です。
濃くなるにつれてより鏡のようになり、プライバシー保護効果は高まります。
【紫外線(UV)カット機能(※)】
搭乗者やインテリアの日焼けを防止します。
【赤外線(IR)カット機能(※)】
車内への太陽熱の侵入を防ぎ、車内の快適性や冷暖房効率を向上させます。
※機能を有する場合
4.カラーフィルム
▲カーフィルム名古屋.com様より引用
カラー | プライバシー保護 | 紫外線(UV)カット※ | 赤外線(IR)カット※ |
マジョーラカラーなど | ○ | ○ | ○ |
【カラー】
様々なカラーがあり、光や見る角度によって色が変わるマジョーラカラーが代表的です。
【施工可能箇所】
全ウィンドウに施工することが可能です。
但し、フロント・運転席・助手席は、施工後の可視光線透過率が70%を超える場合のみ施工可能です。
【プライバシー保護機能】
カラーにより車内が多少見えづらくなるため、プライバシー保護や車上荒らし対策にも有効です。
【紫外線(UV)カット機能(※)】
搭乗者やインテリアの日焼けを防止します。
【赤外線(IR)カット機能(※)】
車内への太陽熱の侵入を防ぎ、車内の快適性や冷暖房効率を向上させます。
※機能を有する場合
カーフィルムが決まっています!
フロント周り | リア周り | |
①クリアフィルム | 可※ | 可 |
②スモークフィルム | 不可 | 可 |
③ミラーフィルム | 不可 | 可 |
➃カラーフィルム | 可※ | 可 |
※施工後の可視光線透過率が70%以上の場合のみ可
2.カーフィルムの選び方
それではカーフィルムの選び方を、求める効果(機能)に沿って詳しくご紹介していきます。
下記の4つの記事より、求める効果(機能)に該当する記事をそれぞれご覧ください。
1.【日焼けを防止したい場合】
2.【冷暖房効率をアップしたい場合】
3.【プライバシーを保護したい場合】
4.【ドレスアップしたい場合】
1.【日焼けを防止したい場合】
高い紫外線(UV)カット率を持つ
フィルムを選ぶ
前章でご紹介したカーフィルムの全種類において、日焼け防止効果となる紫外線(UV)カット機能を保有しているカーフィルムがほとんどです。
いずれの種類のカーフィルムにおいても、搭乗者やインテリアの日焼けを防止したい場合には、紫外線(UV)カット機能のあるカーフィルム、中でも紫外線(UV)カット率が100~99%と高いカーフィルムを選ぶようにしましょう。
紫外線(UV)は、肌の日焼けやインテリアの色あせ・劣化を引き起こします。また、目に入ることで運転時の疲れも助長してしまいます。
これらを防止するためには、紫外線(UV)カット率が99%以上のカーフィルムを選ぶようにしましょう。
しかしこの1%の違いがとても大きいのです!
下図は紫外線(UV)カット率99%と100%のカーフィルムを施工し、同時に紫外線(UV)を照射した結果です。
日焼けの差は一目瞭然ですね!
たかが1%されど1%、紫外線(UV)カット率の高いカーフィルムを選ぶことはとても重要なのです!
2.【冷暖房効率をアップしたい場合】
高い赤外線(IR)カット率を持つ
フィルムを選ぶ
前章でご紹介したカーフィルムの全種類において、熱遮断機能となる赤外線(IR)カット機能を保有しているカーフィルムは生産されています。
いずれの種類のカーフィルムにおていも、熱をカットして車内の快適性や冷暖房効率をアップさせたい場合には、赤外線(IR)カット機能のあるカーフィルム、中でも下記のいずれかを満たしているカーフィルムを選ぶようにしましょう。
①赤外線(IR)カット率95%以上
②高広域熱遮断性であれば赤外線(IR)カット率80%前後
③遮蔽係数(日差しの暑さを遮る効果を見る指標)が0.8以下
広範囲でカットできる❝高広域熱遮断性❞のあるカーフィルムの場合は、カット率80%前後でも十分に熱遮断を体感することができますが、殆どの市販のカーフィルムは熱遮断範囲が狭いため、カット率95%または遮蔽係数0.8以下の製品を選ぶと良いでしょう。
3.【プライバシーを保護したい場合】
スモークフィルムかミラーフィルムを
選ぶ(後部のみ)
車内のプライバシーを保護したい場合には、「スモークフィルム」または「ミラーフィルム」、中でも可視光線透過率(光を通す割合)が低いカーフィルムを選びましょう。
「スモークフィルム」は、可視光線透過率が低くなるほどフィルムの色が黒くなり、車内が見えにくくなります。
「ミラーフィルム」は、可視光線透過率が低くなるほど窓がより鏡のようになり、車内が見えにくくなります。
ただし、ウィンドウ自体の可視光線透過率とカーフィルムの可視光線透過率により、同じカーフィルムでも車内からの視界は異なります。
また、可視光線透過率のとても低いフィルムを施工することで、夜間の視認性が著しく低下してしまいます。ウィンドウ自体の可視光線透過率にもよるため一概には言えませんが、夜間の暗い場所からでも視認性を確保するためには、カーフィルムの可視光線透過率の下限は20%を目安とすることをお勧めします。
夜間運転時でも安全を確保できる範囲で、お好みの可視光線透過率の「スモークフィルム」または「ミラーフィルム」を選ぶようにしましょう。
4.【ドレスアップしたい場合】
スモークフィルムかカラーフィルムを選ぶ
車のドレスアップやイメージチェンジを行いたい場合には、「スモークフィルム」または「カラーフィルム」のいずれかを選びましょう。
高級感や重厚感を求めるなら「スモークフィルム」、遊び心を求めるなら「カラーフィルム」がお勧めとなります。
ただし、フロント周り(フロント・運転席・助手席)に施工する場合は「カラーフィルム」のみとなり、かつ安全上、施工後の可視光線透過率が70%以上を確保する必要があるので注意しましょう。
■紫外線(UV)カット:車内への紫外線の侵入を防ぎ、搭乗者やインテリアの日焼けを防止
■赤外線(IR)カット:車内への太陽熱の侵入を防ぎ、車内の快適性・冷暖房効率の向上
■プライバシー保護:車外から車内が見えにくくなるため、プライバシー保護や車上荒らし対策に有効
それでは実際に、目的や求める効果(機能)に応じてどのカーフィルムを選べば良いのか、カーフィルム専門店に従事する著者が、お勧めのカーフィルムを次章にてご紹介します!
3.おすすめカーフィルム3選
それでは実際に、下記の5つの選定基準から選定した、選りすぐりのおすすめのカーフィルム3選をご紹介いたします。
【 選定基準 】
①性能:紫外線(UV)カット、赤外線(IR)カット、可視光線透過率などの機能性が良いか
②耐久性:剥がれにくさや品質の持続性が続くか
③バリエーション:フィルムの種類やバリエーションが豊富であるか
➃価格:カーフィルムや施工費用が安価であるか
⑤施工しやすさ:DIY施工できるか、DIY施工しやすいか
コボテクト:KOBOtect Sun
BLOCK Film(旧LFTフィルム)
専門店に依頼してでも最高の品質・最高の性能を求める方におすすめ
「クリアフィルム」「スモークフィルム」「ミラーフィルム」の3種類。
紫外線(UV)を完全にカットし、人が感じる範囲の赤外線(IR)を効率的にカットすることで、効果をしっかり体感できる、非常に優れた性能を持つカーフィルムです。
【 GOODポイント 】
・「クリアフィルム」2タイプ、「スモークフィルム」4タイプ、「ミラーフィルム」3タイプとバリエーション十分
・日本製の高品質フィルム
・紫外線(UV)カット率100%
・赤外線(IR)カット率は全て90%以上
・「クリアフィルム」の可視光線透過率は85~90%とクリア
・優れた耐久性
【 BADポイント 】
・非常に高価(リアセット8万円程度~)
・数少ない専門店でしか取り扱っていない
※取扱店:カービューティーアイアイシー
IKC:シルフィード
多くの専門店でも採用されている高品質の定番フィルム
車種に合わせてカットされたフィルムも市販されているためDIYでも施工可能
「クリアフィルム」「スモークフィルム」の2種類。
プロ仕様の高品質にもかかわらず、比較的施工しやすい、優れた性能を持つカーフィルムです。
【 GOODポイント 】
・日本製の高品質フィルム
・紫外線(UV)カット率99%
・赤外線(IR)カット率92%
・「クリアフィルム」の可視光線透過率は89%とクリア
・優れた耐久性
・DIYでも専門店に依頼することも可能
・施工しやすい
・多くの専門店で長年にわたり採用されている高い信頼度
・車種ごとにカットされたフィルムも販売されている
※参照:楽天ショップで販売されている車種ごとにカットされたシルフィード
【 BADポイント 】
・「クリアフィルム」1タイプ、「スモークフィルム」8タイプとバリエーションは控えめ
ブレインテック:ウィンドウフィルム
プロがプライベートで使用するほど高品質でバリエーションが充実
車種別にカットしてくれる直営オンラインショップがありDIYにおすすめ
「クリアフィルム」「スモークフィルム」「ミラーフィルム」「カラーフィルム」の全種類。
とにかくバリエーションが豊富で、プロショップのスタッフがプライベートでも使用するカーフィルムです。
※参照:ブレインテックHP、ブレインテック公式オンラインストア
【 GOODポイント 】
・全種類のカーフィルムにおいてラインナップが充実
・問合せに対応してくれるため安心
・フィルム施工に必要なアイテムも取扱っているため便利
・車種ごとにカットされたフィルムも販売されている
※参照:ブレインテック直営車種別カットフィルムのお店
【 BADポイント 】
・日本製に比べて品質が劣り、施工しにくい
4.カーフィルム選びの4つの注意点
カーフィルムを選ぶ際に注意するべき4つの注意点があります。
この4つの注意点は、安全面を確保したり車検を通過するためにとても重要なポイントとなります。
カーフィルムを選ぶ際にこの4つのポイントに注意し、施工後に必ず確認するようにしましょう。
【注意点1】
カーフィルム施工後のウィンドウの
可視光線透過率は低下する
カーフィルム施工後のウィンドウの可視光線透過率は、カーフィルム自体の可視光線透過率より下がることが一般的です。
なぜなら、ウィンドウ(ガラス)自体にも透過率があるからです。
可視光線透過率はカーフィルム自体と実際に車に施工した後では異なり、カーフィルム施工後のウィンドウの可視光線透過率は低下すると考え、求めている視界以上にクリアなカーフィルムを選ぶようにしましょう。
【注意点2】フロント・運転席・
助手席は可視光線透過率
70%以上を確保する
カーフィルムをフロント周り(フロント・運転席・助手席)に施工する際には、カーフィルム施工後のウィンドウの可視光線透過率を70%以上確保する必要があります。
なぜなら車検をクリアする条件となっており、安全面を考えた上で定められた基準となっているからです。
また、カーフィルム自体の可視光線透過率が70%とギリギリの場合、施工後のウィンドウの可視光線透過率が70%を下回ったり、経年劣化や黄ばみによって可視光線透過率が次第に下がっていくため注意が必要です。
このような点をふまえて、カーフィルムをフロント周り(フロント・運転席・助手席)に施工する際には、カーフィルム施工後のウィンドウの可視光線透過率を70%以上、十分に確保するようにしましょう。
【注意点3】カーフィルムの
可視光線透過率は
夜の視認性を基準にする
カーフィルムの可視光線透過率は、日中ではなく夜間の視認性を基準に選ぶようにしましょう。
下の写真は、可視光線透過率15%のスモークフィルムをリア周りに施工したスバルWRXを、非常に明るいフィルム専用ブースに置いた、車外・車内からの視界となります。
車外から車内は見えずプライバシー保護効果は抜群ですが、車内から車外を見た際にかなり暗く見えると思います。
非常に明るい場所で見た場合でもこのように暗く見えるため、夜間の暗い場所で見た場合には安全であるとは言い切れません。
リア周りも後方の安全を確認するため、フロント周りと同様に安全を意識してカーフィルムを選ぶ必要があります。
カーフィルムの可視光線透過率を決める際には、夜間の視認性を基準にして選ぶようにしましょう。
【注意点4】金属を含む
カーフィルムは電波に影響を与える
金属を含むカーフィルムは、電波を通さないなどの影響が出る場合があるため、GPS・ETC・キーレス等のセンサー部のある場所(多くはフロントガラス)に施工する場合には注意が必要です。
金属の種類や濃さにより影響の程度は変わりますが、電波を通さない・電波が弱いなど、電波に影響が出る場合には、センサー部を切り抜くなどの加工をする必要があります。
「ミラーフィルム」や「カラーフィルム」に多くみられますが、全ての種類のカーフィルムにおいて金属を含むか確認し、電波に影響が出る場合にはセンサー部に重ならないように施工しましょう。
5.施工はカーフィルム専門店がおすすめ!
カーフィルムを施工する際に、カーフィルム専門店などに依頼するか、自身で行うDIYにするか、どちらにするか迷われると思います。
結論から申し上げますと、カーフィルム専門店に依頼することをお勧め致します。
カーフィルム施工方法について、それぞれのメリットやデメリットを確認してみましょう。
メリット | デメリット | |
専 | ○希望する仕上りをプロに相談することができる ○カーフィルムが高品質 ○希望に合った安全で確実なカーフィルムで施工できる ○整備された環境で施工できる ○仕上りや持続性に優れている | ×費用が高い(フロント2万円前後~) |
D I Y | ○費用が安い(~1万円程度) | ×仕上りに個人差(バラつき)がでてしまう ×カラーや透過率などが不確か ×施工してみないと仕上りがわからない ×「ミラーフィルム」「カラーフィルム」は特に施工が難しい |
上表のように、専門店では施工費用が高いというデメリットが大きいですが、それを超える仕上がりの差は明瞭です。
写真のように、ハイマウントの切り抜きなども綺麗に仕上がります。
費用対効果を考えても、専門店で施工することをお勧めします!
6.まとめ
いかがでしたか?
4種類のカーフィルム
①クリアフィルム
②スモークフィルム
③ミラーフィルム
➃カラーフィルム
より、
「紫外線をカットして日焼けを防止したい!」
「熱をカットして冷暖房効率をアップしたい!」
「プライバシーを保護したい!」
「ドレスアップやイメージチェンジしたい!」
などの求める効果と、
施工箇所
フロントウィンドウ
フロントサイドウィンドウ
リアサイドウィンドウ
リアウィンドウ
に応じて、
注意点やおすすめのカーフィルムを参考にしながら
愛車に合うカーフィルムを選んでみましょう!
お気に入りのカーフィルムが見つかりましたら幸いです♪