ホイールコーティング後の最適なお手入れと5つの注意点を解説

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ホイールコーティング後の注意点とは,最適なお手入れ方法を解説

ホイールコーティングってホイールの輝きを持続させたり、ホイールの洗浄が楽になったり沢山のメリットがありますよね。しかし、コーティング施工後は自然に劣化していくのを皆さんご存じでしょうか?

ホイールコーティングの被膜は紫外線による劣化や高速走行時にホイールに熱を持つため日々劣化していきます。また、汚れの付着等でコーティング被膜が酸化してしまうため、ホイールコーティング施工後にお手入れ疎かにしていると、数カ月で効果が無くなってしまったり剥がれてしまう。なんていうこともあります。

しかし、ホイールコーティングは施工後にしっかりとお手入れをしておくことで、劣化を防ぎコーティング被膜を長持ちさせることが出来るんです!!

今回の記事では、ホイールコーティングのメンテナンスの有無でホイールコーティングの持続性や効果を比較すると同時に、コーティングプロ歴15年の筆者がホイールコーティングを長持ちさせる2つの方法をお伝えしていきます。この記事を読んで愛車の快適なカーライフが実現できることを願っております。

ホイールコーティングの必要性とはコーティングのプロが解説
運営元情報 千葉県ガラスコーティング専門店のIIC

1章 ホイールコーティングはメンテナンスで長持ちする

ホイールコーティング施工後はメンテナンスで長持ちさせることが可能となります。ホイールコーティングの寿命は約半年~1年となりますが、お手入れ次第では1~2年と長く持たせることが可能となります。この章ではお手入れで寿命や効果がどれだけ変わるのか解説していきます。

メンテナンスの有無で効果や
持続期間が変わる理由と比較

メンテナンスをマメに行っているホイールとお手入れをしていないホイールでは、約1.5~2倍の持続期間が変わることが検証で分かりました。その理由は、汚れがホイールに付着した状態で放置しているとコーティング被膜にダメージが加わり次第に劣化していきます。主な劣化の原因は酸性雨や泥汚れ、ブレーキダストの付着等、沢山の汚れがコーティング膜に付着します。劣化が進行すると汚れがコーティング被膜に固着し水弾きが低下したり、ホイールそのものが変色したり退色してしまいます。

ホイールコーティング後の
メンテナンスの比較
下記の画像はホイールコーティング施工後に右側半分を1週間に一度ホイールを洗車してお手入れをしました。一方、左側はお手入れはコーティング施工後、月1回の洗車でお手入れをして比較してみました。すると、1週間に一度洗車したホイールは6カ月経っても水弾きが低下することなく、綺麗な状態を保っています。左側半分は被膜がコーティング劣化してしまい水弾きが低下しているのがお分かりでしょうか?

ホイールを1週間に1度
洗車したホイールの汚れの固着具合

ホイールコート施工 汚れの付着具合
上記は1週間に1度洗車したホイールです。汚れが固着しておらず、洗車で簡単に汚れが取れる状態でした。光沢(輝き)もよい状態でした。(^^)/
続いて、1ヶ月に1度しか洗車しなかった部分のホイールを見てみましょう。

ホイールを1ヶ月に一度の洗車
をしたホイールの汚れの固着具合

下記画像は1ヶ月に一度の洗車を行ったホイールです。ホイールのボルト穴や隅に鉄粉や汚れが固着しており、洗車では落とすことが出来ないほど劣化しております。

ホイールコート施工 汚れの付着具合 ホイールコート施工 汚れの付着具合 
画像をアップで見るとお分かりいただけるのではないでしょうか?鉄粉(黒いブツブツ)が付着しており、ホイール全体がくすんで見えます。次は水弾き(効果)がどれくらい変わるのか比較してみましょう。

ホイールを1週間に1度
洗車したホイールの水弾き

ホイールコート施工 水弾き

ホイールコーティング施工後の水弾きが持続しているのが分かります。次は左側を見てみましょう。

ホイールを1ヶ月に一度の洗車
をしたホイールの水弾き

ホイールコート施工 水弾き
ホイールコート施工 水弾き

左側は汚れの固着等により劣化し水弾きが低下しているのがお分かりいただけるでしょうか?このように水弾きが低下してしまうと汚れ落ちが悪くなりお手入れが大変になってしまいます。今回のようにお手入れの有無で持続性(寿命)が変わってしまうのでホイールコーティング施工後のお手入れの必要性を理解していただけたのではないでしょうか?

ホイールコーティング後の
お手入れで効果や持続性を比較する動画

ホイールコーティング後のお手入れの有無で効果効能や持続性を比較

では、実際にホイールコーティング後のお手入れ方法をみていきましょう。

2章 ホイールコーティングを長持ちさせる2つのメンテナンス方法

ホイールコーティングを長持ちさせるための方法は2つあります。この章では2つのメンテナンス方法について詳しく見ていきましょう。

①汚れたらこまめに洗う
一番重要なメンテナンスは洗車することです。汚れがコーティング被膜に付着している時間が長ければ長いほどコーティング被膜を劣化させてしまいます。洗車をすることで常にコーティング膜が綺麗な状態に保つことで、コーティング被膜の劣化を防ぐことが出来るのです。

②2~3カ月に一度は
コーティングメンテナンスを行う

ホイールコーティング施工後は洗車をしても汚れが固着したりして、洗車では取れない汚れがついてしまいます。そのような汚れを取り除くためにメンテナンス剤を使用してお手入れしてあげましょう。そうすることで、表面に付着している汚れが除去され、常にコーティング膜が綺麗な状態に保つことが出来るのです。

それでは、詳しいやり方について見ていきましょう。

①ホイールコーティング後の洗車

ホイールの汚れ落とし

ホイールコーティング施工後は基本洗車のみで大丈夫です。洗車方法は水洗いもしくはカーシャンプーを使用して洗浄してあげましょう。ホイールコーティングを長持ちさせるポイントは柔らかいスポンジでホイールコーティングの被膜に摩擦による劣化が起きないよう洗うことと、汚れたら放置せずにマメに洗うように気を付けてお手入れしてあげましょう。

②ホイールコーティング後の
コーティングメンテ

ホイールコーティング後のコーティングメンテは2~3カ月に1度行うようにしましょう。また、汚れ落ちが悪くなったり、水弾きが低下したと感じた時にメンテナンスを行うと効果的です。では、実際にホイールコーティング後のメンテナンスについて見ていきましょう。

①洗車作業
まず、ホイール表面に付着している汚れを取り除いていきます。

②コーティングメンテナンスクリーナーの塗布
コーティングメンテナンスクリーナーをスポンジに付着させ、ホイールに塗り込んでいきます。表面に固着した油分や軽度なシミを取り除くことでコーティング被膜の水弾きや効果が復活します。

③水で洗い流す
コーティングメンテナンスクリーナーがホイール表面に残ったままでは汚れが付着しやすくなったり、ムラの原因となりますのでマイクロファイバークロスやスポンジを使用して水洗いでしっかりと洗い流していきます。

コーティングメンテナンスは主に3工程で出来るので、定期的にお手入れしてあげるようにしましょう。

以上、がホイールコーティングを長持ちさせるためのメンテナンス方法でした。それでは、最後にホイールコーティング施工後に絶対にやってはいけない5つの方法について見ていきましょう。

3 ホイールコーティング施工後に絶対にやってはいけない5つのこと

①硬いブラシで洗浄する

洗車方法|洗車用品
一つ目にやってはならないことは硬いブラシ等を使用して洗浄はNGです。硬いブラシでホイールを擦ってしまうとコーティング被膜に傷めてしまします。ブラシによっては本体にも傷が入ってしまうので硬いブラシを使用せず、馬の毛など柔らかいブラシを使用するようにしましょう。

②水道水をかけっぱなしにして水分を拭き取らない

ホイールコート施工 水弾き

2つ目のやってはならないことは、水道水をかけっぱなしで放置してしまうことです。水道水にはカルキや塩素、ミネラルが豊富なため、水道水が乾くことで、コーティング被膜にミネラル膜(カルキ)を付着させます。カルキなどのミネラル膜は洗車では取ることが出来ないため、水道水をかけたら必ず水分を拭き上げるようにしましょう。

③井戸水で洗車してしまう

井戸水洗車
3つ目は井戸水洗車は絶対にNGです。井戸水は地下水を使用しているため、非常にミネラルが豊富です。洗車後の水分をしっかり拭き上げてもミネラル膜がコーティング被膜に付着してしまいシミ汚れを発生させます。また、ホイールだけでなく、ガラスやボディにもシミ汚れが付着してしまうので絶対に避けましょう

④アルカリ洗剤や酸性洗剤は
出来るだけ避ける

4つ目はアルカリや酸の成分が含まれる洗剤を使用するのは出来るだけ避けましょう。コーティング被膜は耐酸性、耐アルカリ性効果がありますが、完璧に保護出来る訳ではありません。これらの洗剤を回数を重ねて使用していくことで徐々にコーティング被膜にダメージが加わり、持続性が低下してしまいます。基本的には中性洗剤でお手入れし、中性洗剤で取れない汚れに使用するようにしましょう。

⑤鉄粉除去粘土を
使用して鉄粉を取り除く

鉄粉除去用の粘土でホイールを擦ってしまうとホイールコーティング被膜が剥がれてしまいます。どうしても鉄粉除去粘土を使用したい場合はもう一度ホイールコーティングを行う前提で使用するようにしましょう。また、鉄粉が気になる場合は、鉄粉除去剤をかけてマイクロファイバークロスの繊維に鉄粉をひっかけるイメージで取り除くようにしましょう。マイクロファイバークロスでは完璧に除去することが出来ませんが、若干の鉄粉なら取れますので参考にしてみて下さい。

以上、5つの項目がコーティング後にやってはいけない方法でした。

まとめ

ホイールコーティングは長持ちさせることが出来るのがご理解頂けたでしょうか?ホイールコーティング施工後にノーメンテとメンテナンスありでは、1.5~2倍ほど寿命が長持ちします。コーティング施工後はしっかりとお手入れ(メンテナンス)を行ってあげましょう。

今回、お伝えしたお手入れ(メンテナンス)とは①汚れたらマメに洗う②コーティングメンテナンス剤でお手入れするの2項目をご紹介しました。しっかりとお手入れを行いホイールを新品のような状態に維持してあげましょう。

そして、最後に重要なことはホイールコーティング施工後の扱い方です。硬いブラシで洗浄したり、強力な薬品を使用したり、井戸水洗車を行ってしまうとホイールコーティングの効果が半減したり、コーティング被膜が剥がれてしまいますので5つの注意点を守りお手入れしてあげましょう。この記事を読んでホイールコーティングの寿命が少しでも長持ちして頂ければ嬉しく思います。

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