大切な愛車に無数の洗車傷がついてしまいがっかりしてしまっている人は多いのではないでしょうか?
車の塗装面に無数のスクラッチ傷は簡単に付着してしまいます。傷が増えると光沢が低下してしまったり、見栄えが悪くなってしまうなど様々な影響を与えます。
当記事では、車に洗車傷を付着させないための対策や注意点をプロの観点から解説していきます。
最後までお読みいただき豊かなカーライフの実現の参考にして頂ければ幸いです。
著者情報
株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。
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目次
洗車傷ってなに?
洗車傷とは洗車をしたり普段のお手入れで車の塗装面に細かい傷が付着している状態を指します。例えば洗車時のスポンジやブラシが硬いものを使用していると塗装面に傷がついたり、砂利などで引っ搔いてしまい細かい傷が付着してしまいます。以下の画像は洗車やお手入れなどで付着してしまった塗装面の傷です。
この傷は、素人では取り除くことができないためカーコーティング施工店で研磨作業などをしなければ取り除くことが出来ません。施工代金に高額な費用が発生してしまうため、このような傷を付着させないためにも普段のお手入れが重要となります。
洗車傷が付着する6つの原因と対策
先ほどもお伝えしましたが、洗車傷が付着する原因は洗車時や普段のお手入れが付着してしまいます。主に6つの原因で洗車傷が付着するので詳しく見ていきましょう。
①塗装面に付着した砂利で傷つけてしまう
②塗装面の温度が高温になると傷が入りやすくなる
③洗車用具に気を付ける
④洗車時は力を入れずに洗う
⑤洗車機は使用しない
⑥洗車時はシャンプーを使用する
⑦車体カバーを使用しない
①塗装面に付着した砂利で
傷をつけてしまう
車の塗装面には砂利や泥などの汚れが付着しております。洗車をする際にスポンジやタオルで塗装面を擦る際に砂利や泥が原因で細かいスクラッチ傷(洗車キズ)が付着してしまうのです。 洗車時にスクラッチ傷(洗車キズ)を付着させないためには、高圧ガンで泥や砂利を洗い流すのが理想です。
②塗装面の温度が高温になると
傷が入りやすくなる
塗装面の温度が高温になると塗装面表面が柔らかくなりスクラッチ傷(洗車キズ)が入りやすくなります。洗車をする際には日陰で行うなど、塗装面が高温にならないように工夫しながら洗車をするように心がけましょう。
③洗車用具に気を付ける
洗車時に使用するタオルやスポンジが硬いと塗装面に負荷がかかり傷の原因となります。洗車スポンジは出来るだけ柔らかいウレタンスポンジが理想です。水分の拭き上げに使用するウエスはマイクロファイバークロスが良いです。フェイスタオルのような荒いタオルでは小傷の原因となるので出来るだけ柔らかいマイクロファイバークロスが良いでしょう。
④洗車時は力を入れずに洗う
洗車する際に力を入れてゴシゴシ洗ってしまうと塗装面に負担が加わり小傷の原因となります。塗装面にスポンジを置くだけで力は入れずに洗っていくことで傷の付着を軽減することが可能となります。
⑤洗車機は使用しない
最近の洗車機はムートンブラシなど柔らかい素材の洗車機が普及しておりますが、間違いなく傷が付着します。それは、洗車機のブラシに砂利や汚れが付着しているケースが多く、砂利がブラシに付着したまま高速で塗装面に擦りつけることで傷が付着してしまうのです。
参考になる記事↓
ガラスコーティング後に洗車機は絶対NG!塗装面が傷だらけに!
⑥洗車時はシャンプーを使用する
洗車時のシャンプーは非常に重要です。シャンプーの泡がクッションとなってくれるため、塗装面に加わる摩擦を減らしキズの付着するリスクを軽減することが可能となります。コーティングが施されている車両は水洗いでも汚れが簡単に落とせますが、摩擦による小傷の原因となっています。
⑦車体カバーを使用しない
雨や汚れから愛車を守るために車体カバーを使用している方も多いですが、車体カバーとボディが風で擦れてしまうため無数の傷を付着させてしまいます。車体カバーは極力使用しないようにしましょう。
洗車傷を付着させない
洗車方法
洗車キズを付着させないために正しい洗車方法でお手入れをすることが重要になります。
【ポイント】
① 洗車は素早く行う
② 砂利を水圧で落とす
③ 出来るだけ柔らかいクロスやスポンジを使用
④ できるだけ力を入れずに洗う
洗車傷が付着しづらい
カーコーティング
洗車傷が付着しづらいカーコーティングも存在します。洗車傷が付着しづらいコーティングとは、被膜が厚く硬いセラミックコーティングを施工すると傷が付着しづらくなり有効です。詳しく見ていきましょう。
SystemXコーティング
SystemXコーティングは最高被膜硬度9Hの硬い被膜を形成します。また、被膜の厚みも従来のコーティングに比べ約22倍の厚みを形成するため塗装表面に傷を防ぐのを防ぐ効果が得られます。
SystemX公式HPはこちらをご覧ください。
SystemXの圧倒的な強度
航空機・船舶を保護する強度
紫外線、塩水、摩擦、排ガス、極端な温度差など、地上では比較にならない厳しい環境で航空機や船舶のボディを保護しています。最高被膜硬度 9H
コーティング剤の中で最高硬度のコーティング被膜を形成し、高い耐擦り性能で傷がつきにくくなります。最大22倍の厚みをもつ被膜
従来のセラミックコーティングは平均で厚みが1μ程度ですが、systemXは最大22μの厚みを持たせられます。
SCHILD GLATTE/シルト グラッテ
SCHILD GLATTEは最高被膜硬度9Hのセラミック被膜を形成する製品です。耐薬品性能にも優れた製品のため、酸性雨や花粉、黄砂などの有害物質からも愛車を保護します。
G.Guardコーティング
G.Guardコーティングは塗装に浸透していくタイプのカーコーティングとなり、塗装そのものを強化させることが可能となった製品です。親水タイプと撥水タイプの2種から製品を選ぶことが可能な商品となります。
メーカー公式サイト:G.Guardコーティング
よくある質問
洗車機で洗車すると傷はつきますか?
洗車傷は高速回転でブラシが塗装面を擦りつけるため洗車傷は入ってしまいます。出来るだけ手洗い洗車でお手入れすることが洗車傷を付着させないためのポイントとなります。参考になる記事:ガラスコーティング後に洗車機は絶対NG!塗装面が傷だらけに!
手洗い洗車でも傷はつきますか?
手洗い洗車も力を入れてゴシゴシ洗ったり、カーシャンプーを使用しないで洗うと細かい傷がついてしまいます。愛車の洗車は正しい洗車方法を理解して洗車することが重要となります。参考になる記事:手洗い洗車のやり方をプロが徹底解説!必要な道具も伝授
洗車傷はコーティングで消えますか?
洗車傷が付着した後コーティングを施工するだけでは完全に消すことは出来ません。洗車傷を消す方法は研磨作業を行うことで消すことが可能となりますのでお近くの専門店に相談するようにしましょう。参考になる記事:コーティング専門店おすすめ9選と信頼できるショップ7つの見極め方
まとめ
当記事では、洗車傷が付着する7つの原因と対策を確認してきました。
愛車の塗装面に付着する洗車傷は主に以下の7つの原因で付着してしまいます。
①塗装面に付着した砂利で傷つけてしまう
②塗装面の温度が高温になると傷が入りやすくなる
③洗車用具に気を付ける
④洗車時は力を入れずに洗う
⑤洗車機は使用しない
⑥洗車時はシャンプーを使用する
⑦車体カバーを使用しない
愛車を長期間美しい状態に保たせるためにも洗車やお手入れに気を付けてあげましょう。
この記事を読んで、豊かなカーライフが実現できることを願っております。