洗車後にワックスをかけたけどムラになってしまう。
ワックスをかけたいけど正直自分でやって失敗してしまったらどうしよう。
あなたは今このようなお悩みをお持ちじゃないでしょうか?
よくありがちな失敗例として
・円を描くように塗り込んだが、ムラになってしまった。
・十分に乾燥したと思ったが拭取るタイミングが早すぎた。
といったようなことが多くあると思います。
車へのワックスがけもポイントを押さえれば誰でも簡単にプロのような仕上がりになります!
本記事では車のコーティング業者に勤める筆者が、初心者でもプロのような仕上がりになるためのポイントや注意点をお伝えします。
ポイントを押さえればワックスがけも難しくありません。
目次
1章.プロが教える正しいワックスのかけ方
ワックスは洗車後に行いましょう!
洗車をして、あらかじめ付着している汚れを落としてからワックスをかけることで塗りムラや小傷を防ぐことができます。
必要なアイテムと準備するもの
ワックスをかけるにあたって必要なものをいくつかピックアップします。
①ネル地の布
厚手の柔らかい布を用意しましょう。
厚手にすることでワックスを大まかに拭取るのに最適です。
オススメはSOFT99ラクラククロスです。
Amazon価格:640円
楽天ショップ価格:450円
②キメ細かい布
繊維が細かい布を用意しましょう。
大まかに拭取った後にムラなく拭取るのに最適です。
オススメはやわらかネルクロスです。
③クロス
超極細繊維の布を用意しましょう。
これはワックスのツヤを出すために必要です。
オススメは耳なし高級マイクロファイバークロスです。
弊社ショップ価格:810円
Amazon価格:950円
楽天ショップ価格:1,040円
こちらの繊維は超極細になるため、ツヤ出し効果に最適なアイテムです。
【用意できると便利なもの】
①替え用スポンジ
万が一スポンジを落としてしまった場合には使用しないことをオススメします。
落としたことにより、砂などの細かい汚れが付着してしまう場合があります。
付着した状態でボディを擦ってしまうと傷になってしまう可能性があります。
Aamzon価格:209円
②細い棒状の物(竹串等)
ウィンカー、ヘッドライトなど細い箇所にワックスが入り込んでしまった場合に、除去するために用意しましょう。
細い箇所に入り込んだワックスを取り除くためにあると便利です。
ムラなくワックスをかける方法を伝授
ここではワックスをムラなくかける方法を伝授します。
手順をしっかりとしていないと仕上がりにムラが生まれてしまうことになります。
Step1 ワックスをスポンジに取る
初めにスポンジを水で濡らし、しぼった状態にします。
そうすることでワックスの伸びが良くなります。
分量はスポンジ全体に軽くつける程度で十分です。余分にとってしまった場合はヘリを使い、戻しましょう。
Step2 ワックスを車体にかける
車体にワックスをかけていきます。
ワックスをかける方向を決めてから車体にかけるようにしましょう。必ず一定方向に向けて塗るようにしましょう。
よく円を描くように塗り込むと思われがちですが、塗りムラになってしまいます。
「縦横縦」の順番で塗り込んでいきましょう。
※このとき50CM等施工箇所を決めておくといいでしょう。
Step3 ワックスを拭取る
Step2で塗ったワックスが白くなり、乾いてきたところで拭きとります。
目安としては夏場で5分~10分程度 冬場は15分~20分程度
拭取りは必ず乾いたことを確認してから拭取るようにしましょう。
用意したクロスを使い、拭取りましょう。力いっぱい擦る必要はありません。
この時に仕上げ用のクロスで2度拭きをするとさらにツヤが増して美しい仕上がりになります。
2章.ワックスをかける際に気を付ける4つのポイント
ポイント1
方向を決めて、パーツごとに分けて塗ること
ワックスを全体にかけてから拭取ったほうが良いかと思われますが、これはあまりよくありません。
初めの方に塗ったワックスが早くに乾燥してしまい、ムラの原因となってしまいます。
面倒ですが、パーツ毎に分けてワックスをかけていきましょう。
ポイント2
円を描くようではなく直線方向に決めて塗ること
円を描くようにワックスを塗ってしまうと、仕上がりにムラが生まれやすくなります。
また細かな傷の原因にもなりますので、必ずかける方向を決めてから塗り込むようにしましょう。
ポイント3
ガラス面に付着しないようにすること
ガラス面にワックスが付着してしまうと、油膜が反射して視界不良の原因になります。
万が一付着してしまった場合は、油分を除去するために油膜除去剤や食器用洗剤などで洗い流すようにしましょう。
ポイント4
ロゴやエンブレム周りに注意すること
ロゴやエンブレム周りにワックスが詰まってしまうと白く残ってしまい、見た目が悪くなってしまいます。
もしも、隙間にワックスが入り込んでしまった場合は、細い棒状の物を使って描きだすように拭取りましょう。
3章.オススメなワックスの種類と選び方
ワックスには種類が存在します。
固形タイプ、半塗りタイプ、液体タイプと主にこの3種類のワックスです。
これらのワックスを用途に合わせて選ぶ必要があります。また、車のボディカラーによっても対応するワックスが変わるので、それぞれに適したワックスを選びましょう。
オススメなワックスの種類
①固形タイプ
固形タイプのワックスは、ツヤ出しのほかにも塗装面の保護をする目的に使用されるワックスです。
汚れ落としの効果はあまりないですが、最もツヤを出したい場合にはオススメです。
しかし、ワックスをかける前の下処理をしっかりと行う必要があります。そのため手間と時間がかかってしまうのがデメリットです。
②半練りタイプ
半練りタイプのワックスは、施工性の良さが魅力です。汚れを落としつつツヤ出し作業も同時に行うことができます。
ツヤと塗装面の保護性能に関しては固形ワックスに劣りますが、「お手入れを簡単にしたい」という方にはオススメです。
また、固形ワックス前の下地作りに使用するのもおすすめです。長期間メンテナンスをしていなかった場合は、半練りワックスを使って汚れを落とすといいでしょう。
③液体タイプ
液体タイプのワックスは、スプレーを吹き付けるように施工します。施工スピードは他のタイプのワックスよりも早いです。
半塗りタイプのように汚れを落としつつツヤを出すことができます。
しかし、固形タイプのような持続性はないのがデメリットになります。
ワックスの選び方
前述ではワックスの種類をご紹介しました。
ここではそのワックスの具体的な選び方についてご紹介します。
車のカラーに併せて選ぶ必要があります。自分の車のカラーリングに応じて選択することが大事です。
汚れ | 傷 | |
濃色車 | 目立ちづらい | 目立つ |
淡色車 | 目立つ | 目立ちづらい |
このように、濃色車は汚れは目立ちづらいが傷が目立ちやすいため、コンパウンドが入っていないワックスがおすすめです。
淡色車は汚れは目立ちますがキズが目立ちづらいため、コンパウンド入りのワックスがおすすめです。
ボディカラーごとにおすすめできるワックスが異なります。
まとめ
いかかでしたか?
ワックスをかける際に注意するポイントをしっかり抑えることで、プロのような仕上がりになります!
また、ワックスにはボディの塗装を保護する役割もありますね。
以下のポイントをしっかり抑えましょう。
①塗り込む場所を決めてから塗り込む
②必ず乾いてから拭取る
また、ムラにならないようにかける位置を50cmなどに分けるようにしましょう。
洗車後のひと手間を加えることで、美しい仕上がりになります♪
愛車をピカピカにして、よりよいカーライフをお楽しみいただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。