車のフロア(床)にデッドニングを施工しようか迷われている方にお役立ち情報を発信致します。
これからフロアにデッドニングを施工しようかどうか迷っている方は下記のような疑問があるのではないでしょうか?
フロアにデッドニングしても効果ある?
そもそもフロアのデッドニングって必要?
フロアだけでもロードノイズ対策できる?
当記事では、デッドニング専門店に努める筆者がフロアデッドニングの効果や必要性について徹底解説していきます。この記事を読んで豊かなカーライフが実現できれば幸いです。
目次
フロアデッドニングの必要性について
フロアデッドニングの必要性は結論から申し上げますと、ロードノイズ対策をお考えの方には推奨します。
何故なら、車の走行時には下記のようにタイヤと路面の摩擦によりロードノイズが発生したり、石の巻き上げによる騒音が発生します。これらの騒音(ロードノイズ)を対策するのにフロア部に制振材や吸音材を張り付けることによりロードノイズを軽減させることが可能となります。
車のフロア部のカーペットを剥がしてみると鉄板がむき出しになっています。これでは走行時の振動や車外からの騒音(ノイズ)が車内に入り込んでしまいます。
-30系アルファードのカーペットを取り外した画像
-ホンダS660のカーペットを取り外した画像
上記画像のようにむき出しになった鉄板に制振材と吸音材を張り付けることで劇的にロードノイズが軽減できるのです。
デッドニングの必要性
分かりやすく解説した動画
下記の動画はデッドニングの必要性をプロショップのIICが解説した動画となりますのでご覧ください。
以上がフロアデッドニングの必要性でした。次の章では得られる効果についてお伝えしていきます。
フロアデッドニングで得られる効果とは?
フロアデッドニングすることで得られる効果には3つあります。
①制振材を張り付け-
鉄板の共振を抑えノイズを軽減する
②吸音材を張り付け-
外部からの騒音を軽減(マフラー音やタイヤの摩擦で生じる騒音)
③遮熱効果-
外気温の侵入を軽減させる
以上、3つの効果が得られます。1項目ごとに詳しく見ていきましょう。
制振材を張り付けることで
鉄板の共振を抑え
ノイズを軽減する
制振材を張り付けることで鉄板の共振を抑えノイズを軽減させることが可能となります。フロア部はタイヤと路面の摩擦により生じる騒音が車内に発生しやすくなります。また、タイヤから伝わる振動が最も最初に伝わるのがフロア部分となります。そのフロア部分を制振材を張り付けてあげることで車内に振動が伝わりづらくなりロードノイズを軽減させることができるのです。
吸音材を張り付けることで
外部からの騒音を軽減
制振材を張り付けた後にウレタン素材の吸音材を張り付けることで車外から侵入する騒音を効果的にカットすることができます。車を走行すればゴーー-!というような音(ノイズ)が発生しますが吸音材を張り付けることで音を吸収し車内に伝わりづらくさせます。また、車内の会話やサウンドスピーカーから排出される音の反響音を抑えることで車内が劇的に静かになります。
遮熱効果による外気温の
侵入を軽減させる
フロアデッドニングの効果として遮熱性能がある製品も存在します。フロア部に遮熱材を張り付けることでマフラーなどの熱を車内に伝達しづらくさせるため暑さ対策に有効となります
デッドニングは本当に
効果があるのか実証動画
以上がフロアデッドニングの効果でした。次の章ではフロアデッドニングの施工事例を詳しく見ていきましょう。
フロアデッドニング施工事例
実際にフロアデッドニングを施工した事例を見ていきましょう。下記の画像はフロア部分の鉄板にデッドニング材を張り付けた画像となります。
フロア部全体を制振材&吸音材で覆うことで、車外から侵入する騒音、振動を軽減させることができます。
アルファード30系
フロアデッドニング施工事例
アルファード30系にフロアデッドニング(スペシャルプラン)で施工をさせていただきました。
このスペシャルプランは制振材を張り付けた後に吸音材を張り付けていくコースとなります。
フロアのデッドニングは使用する材料によってロードノイズの軽減度合いが全く異なります。
アルファードのような鉄板の面積が広い車両はロードノイズが発生しやすくなります。
デッドニングを施工する際には隙間なく制振材と吸音材を張り付けていきます。
上記の画像はフロアにぎっしりとデッドニング材を張らせていただきました。これにより快適な車内空間が実現します。
S660
フロアのデッドニング事例
デッドニングを行う際にはまず、シートやカーペットなど全て剥がしていきます。
その後、フロア部分にはエアロを張り付けていきます。このようにぎっしりと覆うことでロードノイズを大幅に軽減させるポイントです。
今回の施工も制振材と吸音材の2層構造で仕上げていきます。
下記画像は吸音材を張り付けた状態です。
これにより、振動と騒音の両方を効率よく抑えることが出来るのです。
吸音材の特徴として音の反射を抑えることで不快な車内のノイズも軽減することが出来ます。
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フロアデッドニングの施工価格
項目 | ライトプラン | スペシャルプラン | 単品施工 | ||
サイズ | 国産車 | 輸入車 | 国産車 | 輸入車 | トランクゲート |
SS | ¥140,300 | ¥158,900 | ¥177,700 | ¥196,400 | ¥44,000 |
S | ¥ 148,500 | ¥168,300 | ¥188,100 | ¥207,900 | |
M | ¥ 165,000 | ¥187,000 | ¥209,000 | ¥231,000 | |
L | ¥ 189,800 | ¥215,100 | ¥240,400 | ¥265,700 | |
LL | ¥ 206,300 | ¥233,800 | ¥261,300 | ¥288,800 | |
1BOX | ¥ 222,800 | ¥252,500 | ¥282,200 | ¥311,900 | |
※ラゲッチスペース(フロア部)が含まれておりますがトランクゲートは含まれておりません。 ※ライトプランは粘弾性のブチル素材を使用します。 ※スペシャルプランには高比重ブチル素材とアルミシートの2層構造を使用します。 ※ラゲッチスペース及びトランクゲートの単品のみの施工は上記価格の2倍となります。 |
※上記価格2024年4月12日現在の価格(税込み)となります。
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まとめ
フロアデッドニングの必要性について解説してきましたが如何でしたでしょうか?
フロアデッドニングの必要性とはロードノイズを軽減させるために有効な作業となります。ロードノイズはタイヤと路面の摩擦で生じる走行音や外部からのマフラー音等の騒音を吸収することでノイズが軽減されます。
そして、それらのロードノイズを軽減させるためには制振材、吸音材を張り付けていくことで快適な車内空間を実現します。当記事を読んでロードノイズが軽減され豊かなカーライフが実現できることを願っております。