ロードノイズの原因は鉄板の共振。有効なロードノイズ対策を解説

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ロードノイズの原因は鉄板の共振。有効なロードノイズ対策を解説

フロア車を走行していると聞こえる異音や騒音これはロードノイズと言われるものです。
ロードノイズとは車を走行させる際にタイヤの振動が車内に伝わり騒音や異音が車内に発生します。

高速道路などを走行していると、ガガガガ、、というような振動やきしみ音など不快に感じますよね!

それらのロードノイズを対策するためにはデッドニング作業で軽減することが可能となります。
鉄板の共振を抑え、車外の音を吸音することで騒音を解消し車内が快適に仕上がります。

この記事ではロードノイズ対策という観点で詳しく解説していきます。

ロードノイズ対策とは

車内を快適にし音質を改善するデッドニング

走行中のロードノイズ対策

走行時に路面とタイヤで摩擦が生じ異音や騒音が発生します。また、段差を通ると車内のプラスティックパーツや鉄板が共振することで発生する異音をロードノイズと言います。

ロードノイズは長時間走行していると人間の脳ではストレスを感じてしまいます。このストレスは集中力の低下や疲労につながるため運転にも支障をきたします。そのため、ロードノイズ対策が重要となるのです。ロードノイズ対策には大きく分けて2種類の対策があります。

2つのロードノイズ対策

・共振する鉄板部分に制振剤を張り付ける
・外部からの騒音を吸音材で吸収する

上記、2項目がロードノイズ対策となります。

施工対象箇所は主に、フロア部分、タイヤハウス、ドアパネル、天井、エンジンルーム、アンダー部(車体下側)となります。
施工箇所については後程詳しく解説していきます。

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ロードノイズ対策シート

制振材

制振材
制振剤とはブチル性のものを鉄板部分に張り付けることで鉄板の強度を上げ振動を共振させないための素材となります。
制振剤でカットできる周波数帯は250Hz 以下の低周波ノイズを軽減させる材料です。
施工箇所は主に・フロア・ルーフ・ドアパネルなどの鉄板部分はすべて張ることが可能となります。

防音材(吸音効果のみ)

吸音材
吸音材は上記のように細かい気泡があり音を吸収することが出来る素材です。
主に、レコーディングスタジオやボイストレーニング教室の空間も防音材が張られており雑音を吸収することが可能となります。
軽減できる周波数帯は250Hz以上の中・高周波ノイズを遮断する材料です。

吸音材(断熱効果も含む)

断熱材
ロードノイズを軽減する吸音材には断熱効果が得られる材料も存在します。
吸音材のみの材料に比べると吸音効果は低くなりますが、熱を反射するため、ルーフなどに張ることで厚さ対策にも有効な素材となります。

ロードノイズ対策で車内を快適に

ロードノイズ対策
(フロア部)

フロアへのロードノイズ対策
ロードノイズ対策で最も有効な箇所がフロア部分となります。
フロア部はタイヤからの振動が一番最初に伝わる部分となります。そのため、フロア部分に制振材及び吸音材を張ることでロードノイズを効果的に軽減することが可能となります。

施工方法はシートやフロアマットなどをすべて剥がしてから制振材と吸音材を張り付けていきます。シートやフロアマットを外すと鉄板がむき出しになっており、ここからの振動(共振)は避けられません。

エンジンノイズ
(ボンネット部)

ボンネットへのロードノイズ対策
近年環境保持のためにディーゼルエンジンが普及してきました。
BMWやマツダなど一部の車両はディーゼルエンジンとなり燃費が向上しております。しかし、ディーゼルエンジンは従来のエンジンとは異なり、エンジン音がうるさい!という声を多く頂戴します。

環境にやさしいものの、運転する人からするとエンジン音の振動や騒音が気になるオーナー様もいます。
そのため、エンジンフード部分に制振材及び吸音材を張ることでディーゼルエンジンの音を軽減させることが可能となります。

エンジンフードの制振をされたオーナーに聞いてみるとエンジンをかけた瞬間の音が気にならなくなった!または、軽減した!という声も多くいただいています。

ロードノイズ対策
(ホイールアーチ部)

ホイールアーチへのロードノイズ対策
タイヤ回りは最もノイズが発生する原因となります。タイヤアーチ部分に制振材を張ることで砂利の巻き上げやタイヤと路面の摩擦を軽減し効果的にロードノイズを抑えることが可能となります。

タイヤアーチは湾曲しているため、制振材をタイヤアーチの形状に合わせてフィルムを張り付けていきます。

ホイールアーチへ制振材及び防振処理を行うことで砂利の飛びはねる騒音やサスペンションから伝わるノイズを低減させることが可能です。

ロードノイズ対策
(ルーフ部)

ルーフへのロードノイズ対策
ルーフは車内の中が最も面積が大きく、フロアに比べると鉄板は薄くなります。そのため、鉄板の強度がフロアに比べると弱いため、フロアから伝わる共振をルームがもろにうけてしまうためロードノイズの大きな原因となります。

また、ロードノイズ以外にも外部の騒音や雨しぶきなどの雨音を低減させることが可能になります。そのため車内空間が快適になり多種類のノイズを防止することが出来るのです。

断熱効果に優れた制振材を張ることで、夏場の直射日光における車内温度上昇も抑えることが可能となります。

ロードノイズ対策
(ドア部分)

ドア内部へのロードノイズ対策
ドア部分は高速走行時などに風切り音がドアから入りこんでしまい車内に騒音が入り込みます。

ドアパネルも共振を抑えるための制振材と外部の音を吸収するための吸音材を張ることで高速走行時にも車内に異音が入りづらくなります。

車内に伝わる振動や異音を抑えると同時に、スピーカーの音が引き締まり音質向上にも優れています。

ロードノイズ対策
(フルデッドニング)

フルデッドニング
車の鉄板部分(・フロア・ルーフ・ラゲッチスペース・ドアパネル・エンジン部分)のすべてに制振材と吸音材を張ることでロードノイズ対策には非常に有効となります。
車内に伝わる振動を極力減らし、車外から入り込む騒音を吸収することで車内空間が驚く程変わります。

ロードノイズ対策を完璧に行いたい方にはフルデッドニングの作業をおすすめします。

デッドニング施工の詳しい内容はこちら

取り扱いの制振材(デッドニング剤)

アクワイエ

アクワイエ

メイドインジャパン製品で高性能の制振材となります。制振効果に優れると同時に温度に対する耐久性が高いため経年劣化しづらい製品です。

アクワイエのデッドニング剤の詳しい内容はこちら

レアルシルト匠

レアルシルト匠

世界最高峰の制振材ブランドとして多くの車両に取り付けられている制振シートです。柔軟性もよく複雑な箇所への施工にも有効な商品です。

レアルシルト匠の詳しい内容はこちら

STP

STP

アメリカブランドの制振材メーカーです。主に制振効果に優れ他ハイブランド製品です。

STPの制振材を詳しくみる

ロードノイズ対策の施工料金

下記の価格はロードノイズ対策専門店のカービューティーアイアイシーへ依頼した場合の施工価格となります。

ロードノイズ対策
(ドア部)料金表

項目施工料金
セット価格¥66,000円
単品価格¥77,000円

※全て税込価格です。2020年3月23日現在

ロードノイズ対策
(フロア部)料金表

項目
サイズ
SSサイズ国産車輸入車
Sサイズ¥93,600¥102,900
Mサイズ¥110,100¥121,100
Lサイズ¥129,600¥142,500
LLサイズ¥149,000¥163,800
XLサイズ¥197,100¥188,400
1BOX¥197,100¥216,000

※全て税込価格です。2020年3月23日現在

ロードノイズ対策
(ルーフ)料金表

サイズ国産車輸入車
SSサイズ¥100,400¥112,700
Sサイズ¥105,900¥116,640
Mサイズ¥114,500¥131,300
Lサイズ¥125,900¥157,500
LLサイズ¥144,800¥173,200
XLサイズ¥166,520¥190,500
1BOX¥166,520¥190,500

※全て税込価格です。2020年3月23日現在

ロードノイズ対策
(フルデッドニング)料金表

項目フルデッドニング
サイズ国産車輸入車
SS¥303,700¥328,400
S¥357,300¥386,400
M¥397,000¥429,400
L¥436,700¥472,300
LL¥480,300¥519,000
1BOX¥504,300¥545,000
※フルデッドニングにはドア、ラゲッチ、トランクゲート、ボンネット、ルーフが含まれます。
※ルーフデッドニングは2重構造となります。アブソーブ 3重構造をご選択の場合は別途料金が発生いたします。

※全て税込価格です。2020年3月23日現在

まとめ

ロードノイズ対策とは車の走行時に発生するタイヤと路面の摩擦による振動が車体の鉄板に伝わり共振してしまいます。
その振動がノイズとして車内に伝達され異音や騒音の原因となります。また、高速走行時には風切り音などの影響で騒音の原因となります。

ロードノイズ対策はルーフやフロア、ドアパネル、トランク部などに制振材や吸音材を張ることで車内に伝わる振動を抑えたり、外部から侵入する騒音を吸収することで走行時のノイズを劇的に抑えることが可能となります。

ドライブを快適にするためにもロードノイズ対策は重要です。
ロードノイズ対策を行い快適なカーライフが実現できることを願っております。

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