車のガラスコーティングをした後にワックスをかけても良いのか?
そんなお問合せを多くいただいております。
車のガラスコーティングは強固な被膜を塗装面に形成し、紫外線や酸性雨、汚れからの劣化を防ぐのがガラスコーティングです。
しかし、強固なガラスコーティングの上にワックスをしてしまうとコーティング本来の効果を低下させてしまったり、ワックスで劣化しやすくなってしまう可能性があります。
この記事ではガラスコーティング施工後にワックスをしない方が良い理由について解説していきます。
カーワックスとは

カーワックスの原料はカルナバ蝋と言われる植物の油から採取されたものとなります。このカルナバ蝋は光沢や撥水性に優れるのですが、デメリットがあります。
それは、ワックスは油のため、油汚れである花粉や黄砂、破棄ガスの汚れなどが付着しやすくなります。紫外線で劣化やすいため、塗装の劣化を保護する能力は低いのが特徴です。
せっかくのガラスコーティングを痛めてしまう原因にもなりますので、ガラスコーティング施工後のワックスは避けるようにしましょう!
カーワックスのデメリットとは

カーワックスのデメリットは樹脂パーツやガラス面に付着すると材質を劣化させるという事です。
ガラス面に付着したワックスは熱により溶けてしまいます。その溶けたワックスに汚れが付着することによって油膜汚れの原因ともなります。
また、樹脂パーツに付着してしまうと樹脂が白く濁ってしまって取れない汚れとなってしまいます。パネルの間にもワックスが詰まってしまうため汚れの原因ともなりますので注意しましょう!
ワックスをかけるのは意外と手間
ワックスって意外と手間なんです。
それは、カーワックスの耐久性は約1週間~2週間となります。熱や酸性雨により自然にワックスが剥がれてしまうため、頻繁にワックスをしなくてはなりません。
カーワックスの変わりに何をすればよいの?

カーワックスを行う理由は光沢向上や撥水性の向上です。しかし、ガラスコーティグ施工車は撥水性や光沢は十分にあるため、ワックスはしなくて良いでしょう。代わりに行うものとしては、コーティングメンテナンス剤やレジンやポリマーなどのガラス系コーティングを行うと良いです。
ガラスコーティング施工後、コーティング被膜の上に汚れが付着して洗車では取れない汚れとなってしまいます。その汚れを取り除くのがコーティングメンテナンスの役割で、塗装を保護するために使用するのがレジンやポリマーなどのガラス系コーティングとなります。
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定期的にコーティングメンテナンスやガラス系コーティングを行いコーティング被膜を綺麗な状態に保たせるようにしましょう!
ワックスではなくスプレータイプのポリマーコーティングを行う

ワックスは手軽に行えるし、施工後の艶が向上するからやりたい!そんな方にはスプレータイプのポリマーコーティング剤をおすすめいたします。ワックスの代替品としてご使用下さい。
ワックスは油のため自然劣化しやすくなりますが、スプレータイプのコーティング剤ならコーティング被膜の上に犠牲被膜を張ることでガラス被膜の劣化を抑えることが可能となります。
使用するスプレーコーティングは含有成分にシリコンやレジンが含まれているコーティング剤を選ぶようにしましょう!
まとめ
ガラスコーティング施工後にはワックスは不要となります。
理由はワックスは紫外線や熱による劣化が激しく、油汚れが付着しやすくなります。
ワックスが劣化してしまうとガラスコーティングの被膜も劣化するため使用しないように注意しましょう!
どうしてもワックスをやりたい!という方にはポリマーコーティング(スプレーコーティング)を行うようにしましょう!
スプレーコーティングはガラス被膜を劣化防止するための犠牲被膜を張るのに最適です。
間違ったお手入れをしてしまうとコーティング被膜を傷める原因となりますので注意して下さい。
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